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2008年12月31日 (水)

今年は良い年でした。

今年は模型の展示会、教室も多く、本の出版や担当した原型商品の発売など、大変充実した年でした。
私の技量等を考えると、今年が(良くも悪くも)ピークであったことは確かです。
ですから来年からは、まったりと分相応の仕事を、しっかりやって行こうと思います。
今年も取りとめない日記にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
どうぞ来年もよろしくお願いします。

Zorome 実家に帰る途中の、とある会社の社用車?1・2・3・5・のゾロ目です。4が無いのは縁起をかついでいるんでしょう?(一号発車!とか言ってるんでしょうか。なんかいいな~、こんな社長  )

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2008年12月28日 (日)

忘年会での決意

今日は午後まで仕事をして、夕方から今年最初で最後の忘年会でした。
模型関係の忘年会で、恐竜造形家のシンゼンさんや徳川さん、タブリンさん、お誘いしたYoshikoさん等とはほとんどしゃべらず、ご結婚間近のネコワークスさんに、お嫁さんとの出会いのいきさつばかり聞いていました。
よし!来年の目標ができたぞ!

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2008年12月27日 (土)

京都に水族館?

先日新聞を読んでると、京都市梅小路公園(あの蒸気機関車庫で有名な)に水族館建設予定があるそうな。(ここ参照
「お、これは良いことじゃ」と、単純に喜んで読み進むと、なにやら反対意見もあるらしい。
「えっ?京都にジンベイザメやイトマキエイが泳ぐ水族館ができれば、観光スポットになるのに、なんで??」と思っていると、
海水の輸送コストが高い内陸型水族館が本当に必要か?と言うことらしいです。 (京都議定書の地元でもありますしね)
内陸型水族館?
お恥ずかしい話ですが、うまれて47年間、水族館が海岸近くにあると言う、あまりにも当たり前の事実に気がついていませんでした。海遊館も鳥羽水族館も先日行ったアクアマリンふくしまも、大規模な水族館は全部海岸沿いにありますよね。(一部、淡水の魚を扱っているところは内陸県にもあります。ここ参照
なるほど、無尽蔵に海水を利用できる立地と、輸送しないといけない立地とでは明らかに運営コストは違いますよね。しかし、高度な循環ろ過装置があれば問題も解決できるのかな??
京都市としては公園敷地の誘致のみで、建設・運営は民間企業が行うようですので、リスクはほとんど無いと思いますが・・・
今、企業にそんな体力が有るのなら、是非実現してほしいですね。(シーラカンスを生きたまま泳がせてくれ)

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2008年12月26日 (金)

1日遅れのクリスマスプレゼント

とは言っても、自分から自分へのプレゼントになりました
実は、ずいぶん以前(半年以上前)に注文していたモノが福島出張中に届いていて、今日やっと開封することができました。
さてそれは、サイドショー(Sideshow)製のスタチュー「JURASSIC PARK/ "WHEN DINOSAURS RULED THE EARTH" T-REX vs VELOCIRAPTORS DIORAMA」で、あの映画「ジュラシック・パーク」一作目のラストシーンを再現したジオラマ模型完成品です。
25b でかい箱を開けると、発泡スチロールの中箱が、
25c それを開けるとティラノサウルス、ベース、ラプターが、
25f_2 噛まれてるラプターはティラノの下顎と一体で、マグネットで本体に固定されます!ん~なるほど
25d エディションナンバーは524/750でした。
25e JPのティラノそのままの奥目の怪物顔がよく再現されていました。
サイドショーからはオリジナルの恐竜スタチュー完成品「DINOSAURIA/ TYRANNOSAURUS REX vs TRICERATOPS DIORAMA STATUE 」が発売予定のようです。
ん~、また散財じゃ~

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2008年12月25日 (木)

こむこむの恐竜を作る!その25 最終回

無事こむこむの恐竜展も開催され、ディノニクスの公開も出来ましたので、制作記も今回の塗装をもって、本当の最終回です。
今回のディノニクスは施設の常設展示になる予定ですので、体色やスタイルにもスタッフの御意見を伺ってきました。
(頭の飾り羽根も前回の完成時より、アドバイスで大きく派手に修正しています)
Iro さて体色も数枚の彩色を提示し、今回のグリーン系に決まりました。
F6 使用する絵具はいつものようにアクリル絵具 の筆塗りで行っていきます。
F4 基本的には薄い色から濃い色の順に塗っていきます。
F3 今回は腹側から塗っていき、背中側、模様を塗っていきます。
F5 全部の色を塗ってから、エナメル系のフラットブラックを薄く溶いて全体に塗り、トーンを落とします(ディテールの凹部分に黒が入り、ディテールがよく際立つ)。
F2 さて、これでディノニクスの完成いたしました。
F1 このディノニクスは現在、福島駅前こむこむの「こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」に、私のほかの恐竜模型と共に展示中です!来年1月31日まで!皆さんよろしく!

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2008年12月24日 (水)

石炭化石館とハワイアンズ

さて、21日昼過ぎに「アクアマリンふくしま」からバスと電車を使って湯本駅に移動。
目的地は前から行きたかった「いわき市石炭・化石館」です。
ここは、私のような40過ぎの恐竜ファンには憧れの場所です。今でこそ各地の博物館に恐竜骨格展示がたくさんありますが、二十数年前だと、恐竜展示と言えば、「国立科学博物館」「東海大学自然史博物館」「大阪自然史博物館」か「いわき市石炭・化石館」が代表格でした。(マメンチサウルスのような竜脚類を展示している博物館は他には無かった)
また16年前に当博物館で模型を展示していただいたにもかかわらず、当時訪館が叶わず、今回福島まで来た機会に、やっと来館することができました。
22c 代表格フタバスズキリュウ(フタバサウルス)は、ド~ンと玄関ホールに飾られています。
22a_2 アルバートサウルスやパラサウロロフスなど珍しい恐竜、プリオサウルスなどの海竜の標本も豊富です。
22b トリケラトプスと記念撮影
恐竜好きならこれだけで大満足ですが、この館のもうひとつの目玉は(こっちがメインかな)、常磐炭田の歴史展示でしょう。
22d 当時の坑道を再現した展示は規模も大きくなかなか面白かったです。たまたま一緒に回っていた中学生ぐらいの3人組が「小さい時、ここで怖くて泣いたっぺ」と言ってたのが印象的でした。

さて、石炭・化石館で炭坑の歴史を学んだあとで、これまたプール好きなら一度は訪れないといけない「スパリゾート・ハワイアン」にチェックイン。
1年前、今回のこむこむのイベントの話があったときから、ハワイアンズ行きは決定事項でした。
と言うわけで、シングルルームを予約しとったわけですが、これがおそろしく遠い部屋で、プールやレストランに行くのに片道10分ぐらいかかり、滞在中のべ5kmぐらい歩いたんじゃなかろうか
22c_2 映画「フラガール」で一躍有名になった、フラダンス、ポリネシアンショーは本当に良かったです!ファイアーダンスも迫力満点!(次の日の昼のショーも見てから帰路につきましたので、帰宅は夜中になってしまいました・・・)
22a_4 さて、みちのく一人旅、最終日こそ雨に降られましたが、こむこむ開幕日もあちこち歩きまわった日も天気に恵まれ、汗ばむほどの陽気でした。
しかし帰ってからは仕事山積みで、ちょっとあせってます 

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22b_2

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2008年12月23日 (火)

こむこむとアクアマリンふくしま

昨日遅くに福島より帰ってきました。
20日、こむこむの恐竜展オープンから模型教室を終え、21日は一路いわき市に向かい、「アクアマリンふくしま」と「いわき市石炭化石館」に行ってきました。
まずはこむこむの続報から。
福島駅前と言う立地の良さと館内施設の充実から、普段からたくさんの来館者があるところで、私が居た間にもたくさんの人が見にきてくれていました。
20h 模型単体の展示だけではなく、実物大に拡大した部分や、
20l 情景写真なども併設して、分かりやすく展示してもらってます。
20j また、子供が中心の施設ですので、展示も子供の目線を考え低くしてあります。
20n 期間中、手作りカレンダーなどイベントも開催(写真はスタッフ手作りのジオラマ)
20o またこの展示会でしか入手できない、かっこいい限定カレンダーやポストカードも販売しています!
どうぞみなさん来て見て買って下さいね
当日は新聞取材(福島民報 福島民友)やテレビ取材もあり、夜はスタッフの方々と地鶏の美味しいお店で楽しい、食事とお酒をいただきました。皆さん、ありがとうございました。

さてあくる21日は早朝より高速バスでいわきに出発。
22a 電車とバスを乗り継いで、私の大好きなシーラカンスの調査を行っている、「アクアマリンふくしま」に行きました。
21b もう立派な水族園で、日曜日ということもあり多くの家族連れで賑わっていました。
21d 近くの小名浜港で昼食にウニ丼を食べ、
21e おみやげは、もちろんシーラカンスのグッズ!

つづく

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2008年12月20日 (土)

こむこむ 恐竜展 開幕!

本日「こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」が開幕しました。
20a 私も午前10時より会場入りし、さっそく展示風景を見に行きました。
20c こむこむさんのために制作したディノニクスは、入口すぐに展示されています。皆さん、是非じっくり御覧ください(お~!色が着いてる!)。
20d 私がこれまで制作した恐竜模型が、ほとんど展示されています。初期の作品から最新作の変遷が見て取れると思います。
20f また、実物大に拡大した画像や、パズル、クイズなど模型だけでは感じ取れない恐竜の楽しさを感じてもらえる催しになっています。(わざとらしく驚く、どっかのオッサン こんな写真も撮れるぞ!)
20p_2 そして、午後からは私の模型教室も開催いたました。3時間と言う長丁場にかかわらず、皆さん、しっかり模型を作ってくれました。
御参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今回のイベントは、私のみならずイベントの担当者諸氏の恐竜好きが、最大限に発揮されている稀有な催しです!
お近くにお越しにの折は、是非お立ち寄り下さい。(入場無料です

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2008年12月19日 (金)

やってきました!福島

さて、明日から始まる「こむこむ」の「恐竜模型からみえる世界展」での模型教室のため、福島にやってきました。
いい天気だったので、一瞬、車で行こうかなと思いましたが、京都と福島が天気でも、4日の間にどこでどうなるか分かりませんので、当初の予定通り電車で。
昼過ぎに自宅を出て、東海道・東北新幹線で福島入り。
最近、←横のライブカメラでも富士山がよく見えていたのに、今日は雲に覆われていて見れませんでした・・・。がっくり 
19a やまびこだ!
さ~メシでも喰うか!と思ったら午後8時で駅のお店が閉まってました。なんて健全なんだ。
明日、教室に御参加いただく皆様、よろしくお願いします! 

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19b

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こむこむの恐竜を作る!その24 完成ですか?

さて、今度は身体全体に羽毛表現をしていきます。
137a 首からの流れで、肩から背中、そして尻尾の上部に大きな羽根を残し、脇腹からお腹にかけては毛足の長い羽毛をイメージして作っていきます。
138a だいたいのアタリをつけて、
139a 細かいディテールをつけていきます。

ついに形は完成しました!
143a 塗装は?
もちろん終了しています。
完成した模型は是非!福島市「こむこむ」で御覧ください!
(会場の様子、完成模型は、後日レポートでお伝えいたします)
142a 明日は福島市入りして、「こむこむ」で、恐竜模型教室を実施いたします。

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」はいよいよ明日開幕です!
みんな来てね~

PS:塗装の様子は後日あらためて掲載いたします。(さ~どんな色になったんでしょうか

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2008年12月18日 (木)

こむこむの恐竜を作る!その23 飾り羽根をつくる

いよいよ大詰め!
132a 体表の羽毛を作っていきます。
まずは頭部。
羽毛の表現には先に紹介した「ラドール プレミックス 」を使用します。
134a 大まかな形に粘土を盛り、
135a 頭のうしろの飾り羽根や、首の羽毛の形を作り、
136a_2 細かいディテールをつけていきます。

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと2日(いわゆる明後日だ!

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2008年12月17日 (水)

こむこむの恐竜を作る!その22 大地をけって!

地面もできました。
127a_2 獲物に飛び掛る際の全体重がかかっている左足を作ります。
130a これは先の日記にも書きましたが、ダチョウやエミューなどの走禽類の後足を参考にして作ります。
特に、地面を踏みしめている、ペタッした足ですね。
131a 「恐怖の爪」の第二指は地面につかないように高く上げている状態を考え作ります。爪は樹脂粘土「グレイス」で作ります。

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと3日(いよいよカウントダウンだ!)

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2008年12月16日 (火)

こむこむの恐竜を作る!その21 左脚とベース

先のコメントで書きましたが、本日(15日)、模型たちが、福島に旅立って行きました。
Konpou2 ごっつい2tのエアサス車で、ほとんど振動無しで運べるそうです。
 
Konpou3いってらっしゃ~い。 頑張ってこいよ~ 

さて、制作記の続きと行きましょう。
次は左脚とベースを作っていきます。
121a 左脚には大きく筋肉になる粘土をもりつけます。(恥骨部分のビデオテープの塔は支えです)
122a ウロコなどのディテールをつけていきます。膝などの関節部分には大きく深いシワを入れます。
気持ち的には、このまま爪や足の制作に移りたいところですが、左足は地面を踏みしめているところですので、まず地面を制作します。
124a 地面はゴツゴツしたイメージで作っていきます。
使う粘土は本体と同じファンド 。このファンド、いいところはいっぱいあるのですが、唯一の欠点は喰い付きが悪いこと。(それも有効な時があるのですが)
ですから木製ベースに固着するのに接着剤も併用します。
結構面積があって、大変だ!
125a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと4日(まもなくカウントダウンだ!

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2008年12月15日 (月)

こむこむの恐竜を作る!その20 前肢をつける

今回はいよいよ前足、腕を胴体につけます。
1・2・3・ダ~ッ!と獲物に襲い掛かっている感じを出します。
ドロマエオサウルス類など、鳥に近い種類の恐竜の肩の関節は、脇を開くことができる、つまり、鳥のように羽ばたくような動作ができるのが大きな特徴ですから、この模型でもその特徴をだすようにします。
114a 左前脚をつけます。
115a 次に右前足をつけました。接着した部分が完全に乾燥するまで、一時的に瞬間接着剤や針金を使って、動かないように固定します。
119a 「お前を喰ってやる~
胸や腹などは長い毛の表現でディテールをつけます。

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと5日

Konpou さて今日の午後、模型の搬出予定です。ディノニクスの梱包も、なんとか終了です。(えっ?と思われた方は、そういうことです ギレン風) 

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2008年12月14日 (日)

こむこむの恐竜を作る!その19 固定する

さていよいよ、本体をベースに固定します。
110a_2 かなり軽量化したつもりですが、頭部や腕など、重量はやはり前半分に集中するようです。
ですから、前屈をふせぐため、当初予定していたより、強度がある厚めのアングルを補強に使用します。(角度保持にカメラの三脚を使ってます)
111a 角度の設定には、まだ腕がついてない状態なので、やや頭が上がった状態で固定します。
112a ボルトに密着させるにはナットが邪魔なので、その分高くかました板にアングルをネジで固定します。
念のため針金でグルグル巻きにし、
113a やはり念のため、金属パテで補強します。
これで粘土が完全硬化すれば万全でしょう
116a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと6日(ありゃ!一週間を切ってしまったぞ!)

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2008年12月13日 (土)

こむこむの恐竜を作る!その18 のどをつくる

次は胴体に首をつけて、のどを作ります。
実は私、恐竜作りのなかでも、この喉作りが一番好きだったりします。
今回は大きさや制作の手順上、この段階で作りますが、もっと小さい模型の場合、最後の最後に作ることが多いです。(美味しいものは最後まで取っておくタイプ  )
本物の恐竜はどんなだったか分かりませんが、大型爬虫類の喉袋のあのプニョプニョ、タプタプした感じが好きです。
104a_2 まず大きく粘土をつけて
105a ウロコやシワをつけていきます。
106a これで全身のパーツがそろいました
107a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと7日(お~!あと一週間後だ 

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2008年12月12日 (金)

こむこむの恐竜を作る!その17 右足をつける

←今夜は満月に近いのか富士山が夜でもきれいに見えていますね。
このごろ昼間も富士山がきれいに見えて嬉しいです。
97aさて、敵に襲いかかるために、蹴り上げた右うしろ足ができました。
今度は身体とその後脚を付けます。

98a その前に、つなげてからでは造形できないところを作り、
99a 塗装できない(筆がとどかない)ところを先に塗っておきます。
100a 補強の鋼線を後足に挿入し、実寸図と合わせて身体をつなげて、白熱灯で強制乾燥。
101a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと8日

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2008年12月11日 (木)

こむこむの恐竜を作る!その16 「恐ろしい爪」ををつくる

アマゾンから「ROOKIES 」を全巻取り寄せ、徹夜で読んでしまいました。(←そんなことしている場合か!

今回はディノニクスの名前の由来にもなっている「恐ろしい爪」を持ったうしろ足をつくります。
90a 画像では省略していますが、右後脚の芯も発泡スチロールで作り、軽量化。その芯に粘土をつけて形を作っていきます。指の部分には針金を芯に入れて作ります。
91a 脛骨、腓骨の形、特にくるぶしあたりの形状と、下腿の筋肉(腓腹筋など)の形を考えながら作ります。
92a 「恐ろしい爪」は、化石の写真や骨格図を参考にして、樹脂粘土「グレイス」で作ります。
93a 他の指の爪も同様に作り、
94a 指のディテールも作っていきます。
95a 後足の造形の参考には、ダチョウやエミューなどの走禽類の足を参考にしています。
96a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと9日(わ~ ヒトケタ切った~

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2008年12月10日 (水)

こむこむの恐竜を作る!その15 前肢をつくる

今日と言っても、正確には昨日、先日の続きで、姫路まで打合せに行ってきました。
いつもなら県をまたいだら、どっか旅館で一泊するのが私のポリシーですが、さすがにそんなノンビリしているわけにはいきませんので、とんぼ返りしてきました。
でも、さすが高速道路ですね。往復4時間ぐらいしかかかりませんでした。
結婚する前、嫁はんと姫路セントラルパークとか行ったときは、中国道から播但道に乗り換えたり、チンタラ行った覚えがありますが、今なら山陽道で、あっという間ですね。
ASO総理も、さっさと高速道路1000円にしてくれればいいのにね。(平日は関係ない?)

それでは今回は前肢、つまり腕を作っていきます。
82a 指先にあるカギ爪は歯のところでも紹介した樹脂粘土「グレイス」を使って作ります。
84a これは、角質特有の半透明感を出すためと、衝撃を緩和して折れにくくするためです。
指の造形には鷲や鷹などの猛禽類の足を参考にしています。
大きなウロコは、薄くのばした粘土を一枚一枚ハサミで切って、重ねながら貼り付けていきます。
86a 上腕から前腕にかけての羽毛表現は、先の制作記で紹介した「ラドール プレミックス 」を使って作っていきます。
作れる範囲に粘土を盛り付け、
だいたいのアタリを取っていきます。
87a それぞれの羽毛の形をはっきり作り、
88a 羽根の細かいディテールをヘラで作っていきます。ヘラはメスのような形のものを使って、切るように作っています。
羽根自体はごく薄いものですが、今回は強度も考え、根元の方に向かってやや厚く作っています。
89a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと10日

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2008年12月 9日 (火)

模型屋めぐり

今日(正確には昨日だな)は仕事の打合せで、大阪市内へ。
C1 打合せは午後4時からだったので、昼過ぎに家を出て、大阪の森ノ宮にある模型店の「あすか」に行ってみると
C2 やっぱり・・・ このところ、開店時刻に当たったことがありません。(営業時間を覚えてないですが・・・)
もう一ヶ所、行っておきたいところがあり、地下鉄中央線に乗りました。向かうは大阪南港ATCにあるホビーショップの「コスモギャラリー」です。
なんか、すごいフィギュアの品揃えと聞いていましたので、一度覗いとかなアカンと思っていました。
ま~平日のATCの閑散としていること・・・。大阪府庁を移転したら、ずいぶん変わるんでしょうけどね。
C3 さて、「コスモギャラリー」ですが、確かに圧倒的な物量ですね (こんなショーウインドウが20mぐらい続きます)
圧倒的すぎて、隅々まで見る体力がありませんでした。
すごく気力が充実している時に、また来たいと思います。
C4 実物大のラプター・フィギュア
C5 同じく実物大のスピッター
C6 とにかく色々あります。

で、結局打合せ後、日本橋のフィギュアショップで買い物して帰りました 
しかし、先日の「TamTam」や、日本橋のジョーシン、ボークスなどの模型の充実ぶりはスゴイですね。

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2008年12月 8日 (月)

こむこむの恐竜を作る!その14 羽根を作る粘土

今回制作してるディノニクスは羽毛を持った恐竜だったと考えられています。ミクロラプトルのように化石の証拠として羽毛が発見されているわけではありませんが、近縁のドロマエオサウルス類の研究から類推されています。
科学的な裏づけの無い設定ですが、今回のディノニクスは、飛行動物への進化の途中の形態ではなく、一旦、飛行用の(あるいは体温保温用の)羽根や羽毛を有した小型の種から、地上棲の大型種に進化したと考えて作ることにしました。
ですから前肢の羽根は退化して小さくなり、身体部分の羽根を一部残し、ダチョウのような長い羽毛とし、大型のため脚部や顔面部は皮膚を出しているという設定にしました。
さて、その羽根を粘土で作るわけですが、頭部で使用した粘土のファンド は、生物的な表皮やシワなどを作るのには適していますが、羽根の表現には向いていないように思えます。
ファンド はヘラでスジをつけると、沈みこむようなイメージ(これがシワ表現に向いている)ですが、羽根には、切れるようなイメージが必要になります。(もっとも、ファンド でも他の粘土でも、乾燥してから角刀で彫れば、問題無いのですが)
67a そのため今回は石粉粘土でもより肌理の細かい「ラドール プレミックス 」と「ラドール プルミエ 」の2つのどちらかで作ることにしました。
68a こちらが「ラドール プレミックス 」
68b こちらが「ラドール プルミエ 」
どちらも良い感じでしたが、今回はヘラのタッチがそのまま残る感じ(切れが良い)の「ラドール プレミックス 」を使って羽根を作っていくことにします。

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと12日

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2008年12月 7日 (日)

こむこむの恐竜を作る!番外 教室用意

今回は、こむこむディノニクス制作記の番外編です。
12月20日(土)の初日は、私も「こむこむ」に行き、午後1時から模型教室を行う予定です。
その教室では、ティラノサウルスの模型を作りますので、今日はその芯材を作りました。
Sin アルミ線とダンボールを使って、制作。参加人数プラスデモ用(私が作る)の25体つくりました。
私は東京以北にはあまり行った事がありません。福島県には高校の修学旅行で磐梯山に登らされたっきりでしょうか?(なんで修学旅行で山登りさせられんねん・・・と、当時は思いました・・・
それはさておき、せっかくなんで、いわきの方にもまわり、フラガールのハワイアンズや石炭化石館、アクアマリンにも行こうと思っています。

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと13日

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2008年12月 6日 (土)

こむこむの恐竜を作る!その13 腕の芯をつくる

次は前肢、つまり腕の芯の制作です。
61a 腕も軽量化のため、やはり芯は発泡スチロールを使用します。
スチロールカッター で腕の形を切り取り、面を取って、腕の形にしていきます。
63a 発泡スチロールだけの芯だけでは強度が無いので、中心部に鋼線を通しますが、曲がった鋼線を通すのは至難の技なので、一旦半分にスチロールカッター で切って、
64a_2 中心部に鋼線をはさんで、再び接着します。
接着が完全に乾いてから粘土をつけていきます。
65a 指の部分にも強度が必要ですので、針金を芯にして、粘土をつけていきます。
66a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと14日

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2008年12月 5日 (金)

こむこむの恐竜を作る!その12 おっと修正!

59a 左足の支柱をつけた身体の芯に粘土を薄くつけ、乾燥します。こんな大きな物体の乾燥には、炎天下の車のダッシュボードが一番ですが、最近のような日差しだとあまり効果はありません。
69a 次にベースを作ります。
71a あとから粘土で地面を作る関係から頑丈で反りが少ない厚めのベニヤを使います。
74a 頭を仮止めして、ベースに立ててみました。
おや?あんまり迫力が無いな~ 。ちょっと口の開け具合が少なかったようです。
76a いったん完成していた頭部ですが、顎を取り外し、迫力のある角度に修正します。
77a 白熱灯を使って強制乾燥しています。
お~こっちの方がかっこいいぜ!
78a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと15日

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2008年12月 4日 (木)

こむこむの恐竜を作る!その11 支柱をつくる

さて、頭がほぼできましたので、身体のほうに移りましょう。
発泡スチロールの身体の芯に粘土をつけていく前に、左足の支柱を作ります。
今回はこの左足一本で立つことになりますので、金属製の支柱をベースに固定する方法をとりました。
52a 支柱の材料はステンレス製のアングルなど使います。
54a 各パーツをボルトで固定したあと、太目の鋼線で補強します。
55a 角度のある部分には念のため金属パテを使って補強します。
56a_2 身体部分の芯にはほぞ穴を開け、木製角棒をはめ、金属支柱をネジ止めします。
57a この支柱強化と、本体の軽量化と共に、支持は大丈夫でしょう。
58a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと16日

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2008年12月 3日 (水)

湖畔のショッピングセンター

今日(昨日か)も良い天気でしたね。
あんまり部屋に閉じこもっているのももったいないし、からだにも悪いので、前から行こうと思っていた、滋賀県守山市にできた「ピエリ守山」に、嫁と一緒に行ってきました 
P2 ここは今年9月にオープンした大型ショッピングセンターです。新しいショッピングセンターには、どうしても一回行きたくなるのですが、オープンしたては人が多いに決まってるし、ただでさえ休日は混みそうな場所なので、今頃の平日に行くことにしました。
P3 さて、ドンピシャと言うか、すご~く空いていました。大丈夫ですか~?ピエリさ~ん?
わしには、半年後には消えてそうなテナントが10店ほどありましたが。
ん~・・・駅からは遠いし、周りに住宅地があるわけでもなし・・・。人口密度の高そうな堅田や守山の中心地にはすでに大型スーパーがあるし・・・。
以前に買う気は無いけど見に来たリゾートマンションの「琵琶湖アーバンリゾート」の住人が一番喜んでるかな。
P4 しかし、レストランやフードコートのテラス、展望台からは琵琶湖大橋や錆びた観覧車が一望できます。(この場所よく考えたら、嫁とずいぶん前、泊まりに来た「ホテル レイクビワ」の跡地やね)
で、せっかくなので、買ったものが、100円ショップの恐竜フィギュア・・・(すいません。全編ローカルネタで) 
今度は西宮ガーデンズだ!

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P1

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2008年12月 2日 (火)

こむこむの恐竜を作る!その10 顎をつける

頭作りの最後は、上顎、下顎をつけます。
51a 適当な角度と、前から見たとき、正中が合っているかを確認します。
171a 口角と口腔内にある肉は顎を閉める筋肉としています。
顎を開ける筋肉は下顎の後縁から頭骨につながっていると考えますが、開ける筋肉自体はそんなに強く大きい必要はなく、閉める筋肉の方が太く強いを考え作っていきます。

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと18日

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2008年12月 1日 (月)

こむこむの恐竜を作る!その9 目をつける

目玉ができたので、頭部につけてます。
ディノニクスの頭骨化石の写真を見ると、眼輪板の位置から目玉の入る部分が分かります。頭骨の形や、その位置から、ディノニクスはティラノサウルスやトロオドンのような前向きの目ではなく、やや横向きだったことがわかります。
46a_2 眼窩の対応する部分に目玉をつけます。
47a 目玉をつつむように、下まぶたを作り、シワもつけていきます。
48a 上まぶたも作り、シワをつけています。
50a シワにウロコ状のディテールをつけていきます。
170a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと19日

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