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2011年10月25日 (火)

裾のクリップは誰がはさむの?

私はアップルのユーザーじゃないし、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなってから氏のことを知ったぐらいのパソコン音痴です。
随分前、たしか23年ぐらい前に某CG(コンピューターグラフィック)映像会社と仕事をしたときに、あるCGイベントに参加しました。
そのとき当時最先端の処理速度で大きなスクリーンに画像をダウンロードするのに5分間ほどかかり、チェロ演奏の間に完了すると言うものでした。

おそらく、「こんなに早く処理できるぞ!」と言う意味のデモンストレーションだったんだと思いますが、コンピューター音痴だった私は「なんでこんなに時間がかかるんや~」と思ったものです。
科学技術は日進月歩ですから、その後のコンピューターやCGの目覚しい進化を見れば、当時の遅すぎると思ったダウンロードもその初期段階だったのかなと今は思います。

さて前置きが長くなりましたが、今日ニュースを見て、当時と同じ思いがよみがえりました。

世界初!服を着せるロボット

Youtube動画

これってニュースになるほどスゴイことなんですか?と言うか、いま発表するほど画期的なことなんですか?
ロボットなどまったく知らない分野なので外野がとやかく言うことではありませんが、病院に勤めていて、少し介護の仕事も経験した身としては、服を着せるなんて、両腕を袖に通した時点で9割方作業は終わってますし、排泄や入浴介助の精神的、肉体的な大変さに比べても、補助、自動化、ロボット化の優先順位は、はるかに低いようにも思えます。
報道にあるように、このロボットがもっと便利になり、たとえ安価(50万円ぐらい?)になっても、各介護現場に服を着せるために置くとはとても考えられないんですが。
女性レポーターが「頭を少し下げるだけで云々」なんて感動したように言ってますが、「本気でそう思ってるの?」と聞きたくなります。

もちろん、先述のコンピューターと同じで、実に画期的な進歩で、これがきっかけで、スゴイ介護補助ロボットに発展していくかも知れません。

以前、すごくリアルな「コカコーラの缶」のCGを見せてもらった時に、「そんな費用かけて缶をCGで作るより、自動販売機で100円で買ってきて、本物を撮ればいいじゃないですか」と言ったとき、「重要なのは、費用じゃなくて、本物は必要無いということさ」と言われました。

今、映像の世界は確かにそうなってきてますから、このロボットもどう化けるか分かりません・・・よね。

(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)

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コメント

僕もロボットの専門家ではありませんが、以前自作に登場させるとき、ちょっと勉強した範囲では、やはり「人の行けないところへ行く。人のしたがらないことをする」というのが、さしあたってロボットの「就職」現場候補のようです。

残念ながら、介護現場はそんな場所の代表のごとく言われていますから、そこへ向けての開発が行われるのは自然なことでしょうね。

とはいえ、いまのロボット技術はまだようやく立ち歩きができ始めた幼児みたいなもので、まだどんな形で現場に入って行くかも定かではありません。

個人的には、ロボットそのものよりもロボットを着る「パワードスーツ」みたいなものがまず介護現場に入りそうな気がします。

投稿: TOM | 2011年10月27日 (木) 15時02分

TOMさん
ほとんど言いがかりのような日記に、やさしいコメントいただき、ありがとうございます。

研究者も開発者も、障害を持った人の生活や介護の現場が少しでも快適になるようにと願って行っているわけですから、これからの進展を見守っていきましょう。

介護する側もされる側も、肉体的、精神的な負担が少なく、より快適になるよう、この分野に期待している人は本当に多いと思いますね。

投稿: カズやん | 2011年10月27日 (木) 15時44分

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