« イベントと松村しのぶ氏対談の紹介 | トップページ | う~ん マンダム »

2011年11月11日 (金)

「男はつらいよ」と朝の連ドラ

先日、深夜のテレビで、「マツコ&有吉の怒り新党」という番組を見ていたら、映画「男はつらいよ」の紹介をしていました。

二人とも、これまでまともに「男はつらいよ」を見たことが無かったそうですが、紹介のVTRを見て、「面白そう!見てぇ~!」と言ってました。

二人は、「男はつらいよ」を楽しめる「老い」の境地に入ったのだと分析していましたが、実は私もこの番組を見ていて、全く同じことを思っていました。

私もこれまで、「男はつらいよ」を1回もまともに見たことがありません。何度もテレビで放映されているし、見る機会も何度もあったのですが、見てはいけないもの、見たら恥ずかしいもののように思っていました。
(ま、こんなことを思っていた時点でじゅうぶん今は恥ずかしいですが
これはNHKの朝の連ドラも同じで、病院に勤めていたころ出勤すると、定年過ぎたオッチャンやおばちゃんが必ずと言っていいほど、待合室のテレビで朝の連ドラを見ていました。
そのころの私は、「朝の15分しかせえへんドラマ、毎日毎日よう見てるわ」と思っていましたが、今はもう「カーネーション」を毎日欠かさず見ています。
同じように「男はつらいよ」も見てみたいと思いました。

何でしょう?ある年齢になるとそうなってしまうのでしょうか?
ある程度経験を積まないと分からない人生の機微などがあるのでしょう。
「あるある」ネタでも、実際に経験して初めて理解できるものでしょうから、その積み重ねが多くなるほど、作品の深みも分かってくるということでしょうか。

「メロン騒動」とかが紹介されてましたが、とにかく、子供のころはくだらないドタバタに見えても、大人になるとドタバタの裏にある意味なんかが分かってくるんでしょうね。

高校生のころ、「『男はつらいよ』は面白いで~」という同級生がいました。
そいつは男にも女にもおっちゃんにもおばちゃんにも人気のあるやつでしたが、良い意味で「老成」していて、他人との接し方にも反映されていたのかもしれませんね。
ま、サンプルが一人だけなので分かりませんが・・・。

(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)

|

« イベントと松村しのぶ氏対談の紹介 | トップページ | う~ん マンダム »

映画・テレビ」カテゴリの記事

雑想」カテゴリの記事

コメント

「男はつらいよ」おもしろいべしたぁぁぁ!
興奮する話なのでなまりました
時々無性に寅さんに会いたくなってレンタルします!!
「労働者諸君!」とたこ社長の工場にむかってさけぶところなんて大好きです!
いつから「寅さん」好きになったかは覚えていませんが、小さい頃から人情モノ見てた気がします。
小学生ん時、おばぁちゃんと一緒に
「遠山の金さん」「それは秘密ですのご対面シーン」見て泣いた記憶が・・・。


投稿: 自虐の女 | 2011年11月11日 (金) 21時54分

おっ 二人目のサンプルさん、いらっしゃいませ
「それは秘密です」懐かしいな~。うちの父は戦後、実際に離れ離れだった兄弟と再会した経験があって、いつも見るたびに泣いてましたね。
最近、時代劇とか、今まで見たこともなかったものを見るようになってます。やっと良さが分かってきたと言うことでしょうか?
こんど「男はつらいよ」も見てみます!

投稿: カズやん | 2011年11月11日 (金) 22時32分

十代の頃、小津安二郎の映画を見ても、どこがいいのかさっぱりわかりませんでした。
40を過ぎてから、やっとおもしろいと思えるようになってきました。

投稿: 高井 | 2011年11月12日 (土) 11時28分

小津安二郎もまだ見たことないです
東京物語とか笠智衆とかですね(すごい断片的ですみません…)
こんどNHKBSでやったら見てみます

投稿: カズやん | 2011年11月12日 (土) 12時50分

そういえば、映画のブログでは一言も触れてませんが、昔テレビで放映するとけっこう観てました>寅さん。

何を隠そう、僕はファースト寅さん世代でして、最初に作られた連続テレビドラマを観ていました。このシリーズの最終回で寅さんは、あろうことかハブに噛まれて死んじゃうんですよね\(@o@)/

だからその後映画化されたときには、どこか「ニセモノ」感がぬぐえなかったものです^^;

投稿: TOM | 2011年11月12日 (土) 20時55分

テレビドラマの寅さんがあったんですか
全然知りませんでした。
関係無いかも知れませんが、「裸の大将」も見たこと無いんですよね。

もともとの映画の入り方も「スターウォーズ」からですから、日本映画は「クロサワ」が一番って刷り込みがあったのかもしれません。
ま、食わず(観ず)嫌いは無くして、いろいろ観ていこうと思います。

投稿: カズやん | 2011年11月13日 (日) 19時01分

 NHKの朝ドラは勤務時間帯なので見ることはありませんが、寅さんは昔から良く見ていました。
 映画のほとんどは冒頭の夢から始まる件は、結構好きでした。
 今見るとその当時の風景や服装、建物の装いなど懐かしい場面が多いですね。

投稿: オバキン | 2011年11月13日 (日) 21時00分

オバキンさんも寅さんお好きなんですね~
調べると、親御さんが好きで、正月映画は毎年家族で一緒に見に行ったという感想が多いですね。
うちにはそういう習慣が無かったな~
でもやっぱり子供のころの印象と大人になってから見た印象とは違うものですか?

私は映画ではありませんが、「人間交差点」て言う漫画は、結婚前と子供が出来た後とでは、全然印象が違ってびっくりしたことがありました。

投稿: カズやん | 2011年11月13日 (日) 21時30分

 「人間交差点」ですか。懐かしいですね。
高校・大学時代に連載されていた漫画です。
 今読むと印象が違うでしょうか?今度、書店で見つけたら読んでみようと思います。書店に無かったら、eBookですかね?
昔、文庫版の漫画を書店で見かけたような気がします。まだあるかな?

投稿: オバキン | 2011年11月14日 (月) 20時12分

>「人間交差点」
犯罪、人情ものがほとんどで、読むと気分は落ち込みますけど、今自分は幸せなんだと再認識するには良い漫画ですね。(違うか?
私は全巻持ってますので、3年に1回ぐらい読み返したりしてます

投稿: カズやん | 2011年11月14日 (月) 21時39分

寅さんは40まわってからやっとこ面白くなるんですよ。
ところで忘年会今年もいかがですか。
またお知らせください。

投稿: ジロー模型 | 2011年11月18日 (金) 19時56分

ジロー模型さん、いらっしゃいませ
忘年会もちろん参加します!

この歳になってやっと、25年前、海洋堂で今池さんに言われた「サザエさんは電波の無駄や!」の一言の呪縛から逃れられそうです

投稿: カズやん | 2011年11月18日 (金) 20時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« イベントと松村しのぶ氏対談の紹介 | トップページ | う~ん マンダム »