« 機会損失 博物館 | トップページ | 自己評価 造型師とアーチスト »

2012年1月30日 (月)

造型スタイル

先の日記の続きです。

このプラモデルの「解説部分を読む・読まない」、博物館や美術館の「解説を読む・読まない」というのは、そのまま造型のスタイルにもつながっているように思います。

こんなことを書くと、仕事が減ってしまいそうでいやなのですが、私はこれまでの日記の通り「読まない」タイプです。
客観的に分析すると、「形から入る」「雰囲気を重視」「見た目が大事」「短期間に作る(長期間興味が保てない)」
つまり恐竜なら「見た目がかっこいい!」恐竜を作る。

反対に解説を「読む」タイプのひとは、「資料が重要」「考証に忠実」「とにかく正確に」「何年かかっても納得できるまで作る」
恐竜なら、「ティラノサウルス標本番号:BHI 3033のスタンを作りました。(歯の抜けているところまで忠実に再現)」と言ったところでしょうか。

もちろんそれぞれ極端に書いているだけで、簡単に2パターンに分けられるとは思いませんが、どちらの傾向が強いとかはあると思います。

このブログでも自作の恐竜模型を投稿してくれる読者がいますが、ブログ主に似て、どうも「雰囲気重視」の傾向が多いように思います。(特に年少者の作品)

ま、プラモデルでも年少のころは「ただ単に作る」から、「資料を集めて作る」に年齢を重ねるにつれだんだん移行しますので、今は図鑑のイラストだけ見て作っている子供たちも、骨格や化石の重要性が分かって作っていくと思います。

雰囲気重視のPAPOと正確なSafariのスピノサウルス

S4

ただ雰囲気だけで作ってるかぎり、しっかり資料をもとに作っている模型にはかないません。なんと言っても正攻法ですから。説得力が違いますから。
ですから「雰囲気重視」派には、「正確」に勝る、凌駕する迫力やインパクトが必要です。
また、かっこよくて、しかも正確な模型なら、これはもう「鬼に金棒」です。
あまり細かく書きませんが、それは素材でもシチュエーションでも可能です。

今からでも図鑑のイラストを見てるだけじゃなく、解説や説明を読んでみるのも面白いかも。(って誰に言ってるのやら despair

つづく

(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)

|

« 機会損失 博物館 | トップページ | 自己評価 造型師とアーチスト »

コメント

このところの記事を読んで、まるで自分のことを見ているようです。
私もイメージ先行形で、実は最近、本職の方で今までいかに、「なんとなく」で仕事をしてきたか重い知らされており、落ち込んでます。

恐竜模型に関しては、荒木先生に初めに出会い、「骨から作っていく」ことに衝撃を受け、「リアルさ」の裏側にあるものの大切さをしりました。
なので、先生も元来は解説などをあまり読まないタイプというのは意外でした。
もちろん、仕事としての造型ではそうではないのでしょうけれど。

主に骨格模型を作られる方は「正確派」な気がしますね。
正解があるわけですから、それ以外は間違いになってしまうので。

復元はある程度、根拠は必要なものの、自由ですから、そこが楽しい訳ですが。
博物館に展示するものでもなければ、「かっこよくてナンボ」「楽しんでナンボ」ですから。
でも、自己満足だけの作品では他人を感動させることはできないですね。

個人的には「スタン」と「スー」の違いを認識したうえで、リアルながらもオリジナリティのあるティラノサウルスを作れると 「かっこいい」の かなぁと思います。
そのために、時には正確な「スタン」を作ることも経験として必要だろうと。

生意気でスミマセン(^^;

投稿: 友ぞ。 | 2012年1月31日 (火) 12時39分

私は今でもイメージ先行派です coldsweats01
また1回失敗しないと自分の間違いも分からないタイプです。
だから、最初から資料をあたって、最初から間違わず作れる人が、本当にうらやましいのですが、こればっかりは治りそうもありません。
だから全て「自分のことは、こっちに置いといて」ということでお許しを smile

投稿: カズやん | 2012年1月31日 (火) 18時26分

私はシロートだから作りたいものを造るってスタンス♫ そして「子供の頃のあこがれ」を表現する。って姿勢かもね。宇宙機なんてモロあこがれ。
あのキャビンのシートに座って、無数の計器にかこまれたかった。 だから精一杯資料を集めて再現したいの。 よりホンモノにしたいがために。自分だけのヒミツの宇宙船。LMのサーマルブランケットの撓みや色、外板のピカピカさとぺっかんぺっかんな具合。

雑誌などのプロが作ったモノや展示会での作品を見て実感するんだけど、憧れの度合いがまるっきし違うんだよね。
でも、それぞれがなにがしかを求めて作った結果だから決して否定はしないつもり。

資料に照らして作り込んでばっかりだと  疲れるからね、私の場合はお馬鹿な「どーぶつ」ではじけるのサw。

投稿: apuro | 2012年1月31日 (火) 18時35分

自分が書いた日記と矛盾しますが、(実在するしない関係なしに)想像したものを作り出せる、描きだせる人間は、そう多くないと思います。
むしろ大多数はそれができなくて、歯がゆいんだと思います。
思い入れの度合いは、出来上がるものに絶対反映されますが、それを反映させるにも才能がいるんだと思います。
apuroさんのマーキュリーの制作過程を見て、同じ憧れを疑似体験している人も多いと思いますよ。

私はこのブログでアホなことを書くのが、良い息抜きになってます coldsweats01
みなさん、息抜きに付き合ってもらってスミマセンねsweat01

投稿: カズやん | 2012年1月31日 (火) 20時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 機会損失 博物館 | トップページ | 自己評価 造型師とアーチスト »