大伴のGANTZな未来画報とハチ
今日は最近買った本の紹介。
「GANTZなSF映画論」 (奥浩哉 集英社新書)
ご存知、週刊ヤングジャンプで連載中の人気漫画、「GANTZ」の作者が書いたSF映画論です。
前にも書きましたが、「GANTZ」は私が毎週(隔週ですけど)読んでる(立ち読みですけど)唯一の漫画です。
私がよく行くブログ主が絶賛してましたので読んでみました。
面白かったです。この本はSFに限定していましたが、著者が本当に映画好きだと分かるし、物語を創り出す側の人間の、映画を見るポイントが小気味良かったです。
学生の頃や、若いころ、すごい映画好きの友達に色々教わった、あの頃の気持ちをふと思い出しました。
作者の奥浩哉さんが、恐竜好きというのも嬉しいですね。(GANTZには恐竜星人も出てきますしね )
この本を読んで、観ようと思う映画がいっぱい出てきたぞ!こんどTSUTAYAが100円の時に「スプライス」と「「グエムル」と「リアル・スティール」を借りに行こう!
爽快だったのは、日本の怪獣映画を一刀両断にしているところで、私には目からウロコな意見でした。(日本の怪獣映画って文楽みたいなもん・・・?)
さて「怪獣博士!大伴昌司 「大図解」画報」 (堀江あき子 編 河出書房新社)は、私ら世代にはお馴染み、大伴昌司の世界です。
図版も多いし、惜しくも36歳の若さで急逝した駆け足のような人生も詳しく解説されています。
よく知られている怪獣の解剖図解ですが、大伴氏の下絵があったんですね。このせいで、円谷英二とは仲が悪かったとか?
SF特集、特撮特集や、恐竜特集など、少年マガジンなどの漫画誌の巻頭グラビアが私に与えた影響がどれぐらい大きかったことか!
参考日記→「大伴昌司の本」
PS:現在「弥生美術館」で「大伴昌司の大図鑑展」を開催中
さて「昭和ちびっこ 未来画報 ぼくらの21世紀」(初見健一 青幻社)は、その60年代から70年代の漫画誌や少年誌の巻頭グラビアの未来予想図ばかりを集めた本です。
文庫本サイズですが、オールカラーでページ数はなんと270ページ!
よくもこれだけ集めたもんです!
おそらく原画を集めるなどは不可能でしょうから、掲載誌の読み取りなんでしょうか、所々色が悪かったりしますが、ま、この圧倒的な物量の前には脱帽です。
版権とか著作権とかいろいろ大変だったでしょうね。
2061年、私が100歳になったときの未来の東京です。こんな格好で歩くのいやだな~
とにかく、パラパラ、ページをめくってイラストを眺めているだけで、嫌なことも忘れてしまいます。
本書で当時予想されて、現在実際に実現したものなど確認するのも面白いです。→関連日記 関連日記その2
ところで、今朝工房の周りの草取りをしていたら、蜂に手(中指のつけね)を刺されてしまいました
俺の大事な商売道具の右手をよくも~! もちろん、巣ごと殲滅してやりましたぜ!
(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)
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コメント
昔の様に現代は未来が中々予想つきませんね。
商売道具、お大事に。
投稿: テディ | 2012年7月 4日 (水) 21時55分
携帯電話、スマホばっかりは予想を超えましたね!
スタートレック(宇宙大作戦)のトリコーダーと通信機を足して2で割ったみたいな。
もう私にとっての未来は、「今まで払った年金が本当にもらえるかどうか?」ですわ!
投稿: カズやん | 2012年7月 4日 (水) 23時01分
あのころ憧れた未来は失われちゃったけど、
ボイジャーとパイオニアだけは裏切らなかったね。
いまでもがんばってる。
お手手、合成麻薬クロコダイル キメましたね。 ハクジョーなさい!w。
投稿: apuro | 2012年7月 5日 (木) 18時54分
ハセガワのボイジャーは買い直して、今日箱がへこんでないのが届きました。
apuroさんも腱鞘炎、良くなりましたか?
ボイジャーもヴィジャーになって帰ってきたりして
投稿: カズやん | 2012年7月 5日 (木) 20時12分