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2013年3月31日 (日)

忘却の蜜

もう最近歳のせいか、身体のあちこちにガタがきてますが、頭のボケかたもひどいです。
人の名前を思い出せないなんて若いころからなんでそんなに気にならないんですが、とっさの連想ができなくなってきました。
先々回のSWビデオの日記でapuroさんが「16mmフィルムを借りた」というコメントがあって、まったくピンとこなかったんですが、そういえば私らの若い頃、大学の学園祭なんかで映画の自主上映(ビデオではなく映写機で)をやってたのを思い出しました。
そんなことを思い出すのに、たっぷり1日かかった感じです。

そして今日一番悲しかったのが、福井の出張前にレコーダーのHDDに予約録画していた番組を見たり消したりしてたんですが、いつも見ない番組があって見もせず消してしまいました。
で、数時間後に「あっ!そう言えば「壇蜜」が出る番組をわざわざ検索して番組予約していた!」ということを思い出しましたが・・・後の祭り・・・
若い頃なら「なんやこの番組?ああそやそや、壇蜜や」と、瞬間に思い出したことが、いまは数時間・・・そのうち思い出すこともなくなるのかな~

で、気を取り直して今回のリサイクルショップの戦利品。
前から欲しかったトノサマガエル(ユージン 原色図鑑シリーズ 原色両生類カエル図鑑)

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良い出来やね!

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ドラゴンボールの龍神(バンプレスト 一番くじ ドラゴンボールZビッグソフビフィギュア賞)

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デカくて、カッコイイ!

ほら ヒマになると書くのはこんなことばっかり

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2013年3月30日 (土)

私をカマラに連れてって!

さて昨日は福井県立恐竜博物館に模型の納品に行ってきました。昨年から続けていた仕事にようやく一区切り。
目の回るようなスケジュールに腕の痛み、腰の痛み、目のしょぼしょぼ(ぜんぶただの老化じゃ!)に耐え、なんとか期日に間に合いました。

納入品を車に積み込みます。ぎっしり!

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春とは言え、白山連峰にはまだ雪が残っています。

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さて無事納品を終えたあとは、もちろん23日に公開されたばかりのカマラサウルスを見学に。

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足元には私が制作した復元模型もしっかり展示してあります

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仮組みの時にはまだ無かった、腹肋骨の一部も展示されていました。

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椎骨の変形なども、実際の化石でしか味わえない繊細さですよ。

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アジアの巨竜マメンチサウルス(左)と並んでも引けを取りませんね。

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また現在春の企画展「迫力の肉食恐竜たち」も開催中ですので、こちらも見学。

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バリオニクスでかっ!ラプトレックスやディロングなどの貴重な骨格標本が見れますよ。(5月上旬まで開催中)

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この前見損ねた「恐竜ひな人形」もまだ展示されていました。

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作者は・・・

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これまた前回見損ねたミュージアムショップ。
恐竜博物館オリジナル・フィギュアも絶賛販売中!

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今回のカマラサウルスのグッズも多数ありました。Tシャツやマグネットなどの小物も充実しています。

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博物館の帰りに、勝山橋の東側に新しくできたフクイラプトルのモニュメントも見学。

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さすがにこの日はトンボ帰りはやめて、あわら温泉で一泊してゆっくりやすみました。

さて、今日はこの3ヶ月間、まったく行けなかったリサイクルショップにあちこち寄りながらちんたら移動。

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いつも行く、「万代書店 石川加賀店」「お宝一番 越前店」、そして今回は8号線回りで「開放倉庫 米原店」「買取倉庫愛知川店」そして信楽方面に走って初「ドッポ 水口店」「買取倉庫 甲西店」に寄って帰ってきました。あ~しんどかった

PS:開放倉庫 米原店にあった変なスピノサウルス

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2013年3月27日 (水)

スターウォーズビデオ狂想曲

さてバブル家電の話題が出たついでと言ってはなんですが、前から一度書いておきたいと思っていたことがあります。

前の日記のコメントで、私が約30年前に働き始めて最初にローンを組んで買ったのはビクターのVHSビデオデッキでした。(HR-7650だったと思います)当時の給料は10万円弱なのに、そのビデオデッキは29万円しました!

なぜそんなに欲しかったのかと言うと、(もちろんテレビ番組を録画する目的もありましたが)当時、映画「スター・ウォーズ(EP4)」のビデオ(輸入版)が発売されたからです。
今でこそ恐竜モデラーを名乗っていますが、当時はスター・ウォーズ(以下SW)・モデラーだった私は、このビデオが見たくてたまりませんでした。
そのためにビデオデッキを買ったわけです。

が、しかしこの輸入ビデオの値段は、確か35000円ぐらいしていました。で、とても買えないのでレンタルするわけですが、これまた当時TSUTAYAなどという便利なところはなく、このSWビデオを貸している輸入映画専門店は大阪の心斎橋にしかありませんでした。しかもレンタル料は売値の1割、つまり3500円(2泊3日)!
この1本のビデオを借りるために寝屋川から心斎橋まで行って、返すためにまた寝屋川から心斎橋に行くわけです。
もちろん、1回だけ見て満足するわけありませんから、ダビングするわけですが、それにはビデオデッキが2台必要です。
幸い、同級生の薬屋の息子が同じデッキを持っていたので、そいつの分もダビングする約束で重いデッキを借りに行きました。
さてこれまた当時のVHSの生テープが高い!やっぱりわざわざSWのビデオをダビングするんだから、一番いいテープを使おうと、「マクセルHGX」という生テープを買ったんですが、これがなんと当時1本4500円!たった1本がでっせ!
さてケーブルでつないでダビング開始ですが、友達の分まで録画しますから、2時間ごとに目覚まし時計をかけて、録画しては巻き戻して、録画しては巻き戻してを繰り返し、ダビング終了・・・。
つまり、たった1本のSWのテープのコピーために、(デッキ代は除いて)レンタル代3500円+テープ代4500円+往復2回分の交通費約2000円=10000円!(+労力)がかかったわけです。当時の貨幣価値からすれば2倍ぐらいのイメージがありますから、さしずめ今の感覚なら2万円かかったイメージでしょうか。
本当に今ならTSUTAYAで100円でレンタル、テープ代100円で合計200円・・・
正規DVD買っても2000円ぐらいでしょう・・・

その後、京都の新京極通の美松映劇の近くに、同じような輸入ビデオ専門店で、もう少しレンタル代の安い店ができてそっちばっかりに行くようになりました。
A・シュワルツネッガーの「コナン・ザ・バーバリアン」もここで借りたのですが、この映画にはシュワルツネッガーの局部が一瞬映る場面があります。さて当時の輸入版のビデオはその部分はどうなると思います?
なんとその場面の前後数十秒間「砂の嵐」状態になるんですよ!

ま~私と同世代の映画好きは大なり小なり、同じ経験をしていると思いますし、ソニーのベータ派だった人は、もっと悲惨な目に遭ってると思います。
(幸い私はレーザーディスクには手を出さなかったので、LDの悲劇も免れていますが

でも、これだけ苦労した経験が(肉体的にも金銭的にも)あるからこそ、当時見た映画の隅々まで覚えているし、堪能したし、現在のレンタルやネットでいつでも映画が安く簡単に見ることのできることの、本当のありがたさや恩恵を身にしみて感じることができると思います!
(と言うことにしとかんと、とても納得できませんわ!

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2013年3月24日 (日)

バブル家電展

みどり市大間々博物館(コノドント館)から春の企画展の案内をいただきましたので、ご紹介します。

「バブル家電 ~時代が生んだ未来デザイン~」 平成25年3月23日(土)~平成25年5月12日(日)

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以下紹介文から

「バブル家電」という言葉は、一部のインターネット上で使われている造語で、こうしたバブルの時代に登場した家電製品の中に見られる、機能よりデザインにこだわったような「カッコよくて、ユニークで、愛らしい、近未来を思わせるデザイン家電」を指します。バブル崩壊とともに姿を消していったバブル家電ですが、作り手の遊び心も伝わるインパクトあるデザインや色彩感覚には、現在でも参考になるアイデアが秘められているかもしれません」

以上抜粋

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高度成長期(昭和30~40年代)のレトロ家電の展示はよく見ますが、バブル期(昭和61年(1986年)から平成3年(1991年))の家電に着目とは目からウロコですね!
私などにすれば若い頃、「そういえばこんな電化製品見たなな~」って感じですが、確かに今の20代ぐらの若者には初めて見る奇抜なデザインかもしれませんね。

私には昔の少年誌の巻頭グラビアにあったような「失われた未来」の一部、徒花を見るようです。
そう言えば家にはブラウン管の前が観音開きしてステレオスピーカーになるテレビがあったな~
レトロ家電にも「味」がありますが、バブル家電も「一味」違いますね。

コノドント館の企画展は毎回ユニークで面白いですね。

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2013年3月23日 (土)

福井カマラサウルスお披露目記念

23日、福井県立恐竜博物館「プロジェクト・カマラサウルス」の最終章を迎え、全身骨格がお披露目されました。

恐竜博物館ニュース  

全体の90パーセント以上が本物の化石の大変貴重な全身骨格標本です。
さて公開に先達て、私も復元模型を制作させていただきましたので簡単に制作の記録を書いてみます。

昨年11月に京都の工房で仮組みされたカマラサウルスの全身骨格を観察し、ポーズや外観、寸法など記録します。

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資料や撮影した画像をファイルにまとめます。

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制作方法はいつもと同じです。

化石の変形なども考慮して、スケッチを描き

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芯材から

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肉付けしていきます。

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形ができました。

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体色、模様は何種類か案を考え、博物館の監修を受けて決定。
(コピーに絵具で色を塗るという、相変わらずのアナログ手法・・・

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完成しました
1/20スケール。一般に知られているカマラサウルスよりも首が短く、頭骨は大きく、細長い印象ですね。

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この模型はカマラサウルスの骨格の下に展示される予定ですので、大きな骨格を見た後、足元を見るのも忘れないでくださいね

現在、このカマラサウルス公開と同時に本日から「迫力の肉食恐竜たち」も開催中です(5月上旬まで)。
ラプトレックス、バリオニクス、ゴルゴサウルス、ディロングなど貴重な標本が展示。

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2013年3月18日 (月)

初 映画コメント

忙しくて紹介するのをすっかり忘れてましたが、昨日のサンジャポの岡本夏生を見て思い出しました

現在公開中の映画「ダイナソー・プロジェクト」にコメントを提供してます。

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いや~ 昔から映画好きなんですが、ロードショー映画のコメントなんて初めてなんで嬉しいですね (HPのコメントはこちら

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映画は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「クローバーフィールド」のように、「恐竜の生き残りがいるかも?」という情報に探索に出た探検隊が残した、複数のハンディカメラに残された映像を後に編集したと言う内容。
プレシオサウルスがなかなかカッコイイです!

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2013年3月11日 (月)

徳川さんの図鑑絵本

恐竜・古生物造形で活躍している、徳川広和さんの模型作品をふんだんに使った絵本の紹介です。

スーパーずかんえほん きょうりゅう いっぱい」 講談社 刊

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子供向けの図鑑絵本ですが、徳川さんの恐竜や古生物模型が50種類以上掲載されています。
徳川さんは国内外の古生物学会にも参加し、研究者と交流があって最新の研究成果が模型に反映されていますから、これは子供だけに見せるのはもったいない!

羽毛恐竜も充実してますね~

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竜脚類も模型でこんな風に配置されると面白いですね。

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よく恐竜図鑑では複数の作家が作品を提供していますが、このように一人の作家で構成された図鑑も統一感があっていいですね!
これもこれまで古生物造形一本で作品を作ってきた徳川さんならでは仕事ですね。

ポーズや体色・模様にもバリエーションがあるので、恐竜造形をしているひとのも参考になりますよ。
もちろん、徳川さんの作品が載ってる本はいっぱいありますが、掲載作品が多く、とにかく安い!これは買いでっせ!

ついでに私の図鑑もよろしく!

恐竜と大むかしのいきもの100」講談社

きょうりゅう (あそびのおうさまずかん)」学研

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2013年3月10日 (日)

シンゼンさん おめでとう!

こんなニュースが!

香川県文化芸術新人賞(産経新聞3月7日)

怪獣・恐竜造形で有名なSHINZEN造形研究所の竹内信善さん(32)が平成24年度の香川県文化芸術新人賞のひとりに選ばれたそうです!
スゴイですね
私がホームページを作って丸15年ですが、シンゼンさんはその前からHPを作ってネット発信していました。
また自分の興味のある造形家に会いに行くなど行動力もあります。
まだ十代の頃からワンフェスに出展したり、キャリア、スキル共にベテランですが、怪獣や恐竜などフィギュア造形が公的な芸術と認められるとは、本当に嬉しいですね。
もちろん、シンゼンさんの卓越した造形センスと芸術性があってこそ成しえた受賞でしょう。
とにかくおめでとうございます!  偉くなっても私のことは忘れんといてね
で、そろそろ恐竜は卒業して怪獣一本でいかがですか?

関連記事 受賞5人決意新た/県文化芸術新人賞表彰式(四国新聞 3月9日)

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2013年3月 2日 (土)

掲示板が賑わってます

最近掲示板が賑わっており、エポパテの使い方、作品やアイデアが投稿されていますので、まとめて紹介させてもらいます。

☆亜細亜さんは福井在住で、折り紙恐竜や恐竜博物館のカマラ・プロジェクトや恐竜ひな人形などのリアルタイムレポートを投稿してくれてますが、こちらはS・Yさんのイグアノドン投稿で、端を発したエポパテの使い方談義で投稿いただいたUSAゴジラ(掲示板記事

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バンダイの本家ゴジラのプラモをエポパテで改造されたそうです。

こちらは友ぞ。さんの投稿。いつもの恐竜模型ではなく・・・・
自作の「Dinosaur Diary ~恐竜手帳~ 2013」!(掲示板記事

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恐竜模型画像やデーター、博物館の所在などを網羅したビジネスダイアリー!
PDFファイルで、友ぞ。さんのブログからダウンロードして使えるそうです。
詳しくは友ぞ。さんのブログで

またこれも友ぞ。さんのアイデアで、恐竜博物館MAP。(掲示板記事

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私はよく知らないのですが、こんな風にカスタマイズできるんですね。
これは是非みなさんのご協力で、全国隅々までひとつでも恐竜化石、恐竜模型がある博物館や施設が網羅されれば、スゴイですね!

手帳も博物館マップも、この前の恐竜ファン相称も恐竜ファンならではの発想ですね!

こちらはKYOさんの木彫りの首長竜レリーフ。(掲示板記事

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以前投稿いただいたティラノと同じ引きだし製。

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クビナガ竜のレリーフって、どの方向から表現するか難しいですが、一番難しい方向から挑戦されましたね!でもお見事です!上から彫刻するより、より立体的になったと思いますよ。

最近思うように時間が取れなくて、ブログの更新もなかなかできず、せっかく作品を投稿してもらってもすぐに紹介できませんが、懲りずに書き込みよろしくお願いします!

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2013年3月 1日 (金)

日帰り福井とラジオ

さて、本日は所用で福井の恐竜博物館へ。

ノーマルタイヤしか持ってませんので、この時期は突然の雪が心配なんですが、今日は気温が高そうなので車で行きました。

昼飯は杉津PAの海鮮丼(敦賀湾を望みつつ)

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さすがに峠は、脇には雪が残っていますね。

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無事、博物館に到着。

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この季節ならではのシュールな光景。

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チェーンソーアートの恐竜たちが玄関に飾ってありました。

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組み上げ中のカマラサウルス。
3月23日にはいよいよ全身骨格が組みあがり披露されます!乞うご期待!
(詳しくはプロジェクト・カマラサウルスをご参照ください。明日からは「ガチャピン・ルーツ展」が始まりますよ!)

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さて工房での仕事が山積みなので、用事が終わったらトンボ帰りで、先ほど帰宅しました。

あ~温泉に一泊したかったな~   あっ!恐竜ひな人形を見るの忘れた!

で、ラジオ今夜で~す。

NHKラジオ第一、FM放送同時「ラジオ深夜便・人ありて街は生き」 深夜1時ごろ R1ブログ紹介

(ネットラジオ“らじるらじる”ならPCでも聞けますよ!)

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