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2015年8月28日 (金)

金大資料館コレクション展2015に行く

明日、明後日に福井駅前と恐竜博物館で模型教室があり、駅前の教室は午前からありますので、今日は福井に前日入りしました。

そこで自宅を早く出て、ちょっと足を延ばして石川県の金沢大学で開催中の「金大資料館コレクション展2015 資料館再発見。」を見に行きました。

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と、こう書くとたまたま行ったみたいですが、実は先月の福井での模型教室でも計画していたのですが、どうしても予定が合わず今日最終日になんとか間に合い見ることができました。

さて、何をそんなに見たかったのかというと・・・これです!

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「前世紀動物模型 理学部旧蔵」!!

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「島津製作所 理科機械標本部」によるテラコッタ製復元模型!!

これってまさに私の仕事のルーツですよね!

展示されている模型は6点。(所蔵は9点あるそうです)

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ブロントサウルス!

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ステゴサウルス!

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ラエラプス!(ドリプトサウルス)

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マンモス!

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メガテリウム!

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シバテリウム!(しぶい!)

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島津製作所標本部は、私の記憶が正しければ、人体解剖模型を得意とする「京都科学」の前身だと思いますが、私も京都科学さんからは恐竜模型の仕事を何度も請けていますので、恐竜模型の血脈は続いているということでしょうか。

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解説には当時のカタログ?があり、この模型がシリーズ15点あり、いくらだったかも分かります。

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復元の感じから、C・R・ナイト以前のようで、カタログは大正元年ということですから、100年以上前のものでしょうか。ブロントサウルスの値段は5円ですね。

私の亡くなった祖父が実家のことで、「当時200円で建てた」と言ってました。ま、今の貨幣価値に換算して2000万円とすると、このブロントサウルスは、5円ですのでざっと50万円ぐらいでしょうか?妥当な値段?ですね。(全く根拠はありませんが

大変面白く、素晴らしく、興味深いものを見ることができました。わざわざ見に行った甲斐がありました。

30年前なら、この模型を「古臭い陳腐なもの」と一蹴していたかもしれませんが、今は一周回って、日本の恐竜復元模型の歴史のひとつとして大変貴重なものだと思います。
いつか体系的に精査、記録されるといいですね。

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ほかにも面白い大学コレクションがありましたが、それはまたの機会に。

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福井駅前も前回より整備されていました。

(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)

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コメント

お疲れ様です。私は明日4時起きで米子へ向かいます。教室覗けないのが残念ですが、ご盛会をお祈りします。
そうそう、駅前通り(といっても駅からちょっと離れてますが)にある松岡軒という羽二重餅の老舗では、この時期「手がき氷」をやってます。氷を専用のカンナで削るかき氷で、抹茶のシロップはちゃんとお茶をたてて作るとか。羽二重餅の老舗だけあってトッピングに白玉の他羽二重餅も選べます。ちなみにつぶあんは金時、こしあんはしること言います。
宇治白玉しるこになると700円を超えてしまいますが、コーヒーの手がき氷は値段も手頃でちゃんとコーヒーから作ったシロップなのでなかなかです。宜しければ是非。

投稿: ☆亜細亜 | 2015年8月29日 (土) 00時20分

カキ氷情報ありがとうございます!

投稿: カズやん | 2015年8月29日 (土) 07時27分

クリスタル・パレス・パークのイグアノドンやメガロサウルスの影響を受けてるように感じました。ブロントサウルスはダチョウに似てめんこいですね、今の時代の様にゲームや漫画、特撮など無い時ですから衝撃度は凄かったと思います。

投稿: ガッチ | 2015年8月29日 (土) 17時31分

いやまったく!
これを見た山川惣治氏が刺激を受けて少年ケニアを描いたかもしれませんし、その衝撃度は今の子供がジュラシックワールドを見る以上だったんじゃないでしょうか。

投稿: カズやん | 2015年8月30日 (日) 23時04分

わ、わ、わ。金沢にいらしてたんですか!
しかもしっぶい展示をご覧になって。
これは見たかった!声をかけてくださればいいのに~。
でも貴重な資料ですね。大学だから残っているけど、個人所有のものは、もうあまりないでしょうし。調べてみたいものです。

投稿: 展示がお仕事 | 2015年9月 1日 (火) 00時41分

しっぶいでしょう~
大阪から金沢まで、これだけを見に行くボクって渋い!って意識高い系のノリで見に行きましたが、実際に良かったです。
思うに、いまだにこれに似たスタイルの駄菓子系の小さい恐竜のオモチャを見かけますが、当時の金型が生きていて作られ続けているのかもしれませんね。
当時としては最先端の恐竜フィギュアとして。

投稿: カズやん | 2015年9月 1日 (火) 13時19分

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