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2015年9月14日 (月)

まっつく氏 MK2.デジタルフィギュア

mattuk(まっつく)氏原型、MK2.JK FIGURE x 3D PRINTのフィギュア2種を入手しました。

M1
デジタル造形した女子高生を3Dカラープリンターで出力したフルカラーフィギュア完成品。

M2
私のアナクロ造形と違い最先端の造形ですね!

M7
JKHM105-Z ミラーで髪型を直してるコギャル風フィギュア。

M4
JKT105-Z こちらは急に雨に降られて下着が透けてるコギャル風フィギュア。

M5
大きさはこれぐらい。約1/10スケールですかね。

M3
造形もシチュエーションも小物にいたるまで、非常によく出来ていますね。実際の女子高生をスキャンしたのではなく、一からデジタルで作ったスカルプトでしょうから、素晴らしいセンスですね!
(モデルや参考写真などがあるかもしれませんが、それでもたいしたものです)

この完成品は石膏積層型フルカラープリントなので、近くで見るとどうしても積層や色滲み、粒子の粗さがありますが、ま、現時点では許容範囲内でしょう。

M6
このプリントアウトを前段階の素材として研磨、修正してより精密なモデルを作ることができるでしょうし、実際にそうして商品化されているものも多いです。

JK FIGURE x 3D PRINTさんではこの完成品だけではなく、各スケールのレジンキャストキットも発売しています。

先日、海洋堂でも3Dプリンターの作品を見ましたが、こういう技術は日進月歩なので、10年もしないうちに、出力品も現在のPVCの美少女フィギュアの完成品と同じくらいのクオリティになるでしょう。

ホント、私にもこれだけのセンスとデジタルスキルがあれば羽毛恐竜や最新恐竜も作り放題、サイズ変更も簡単にできますしね。

いや今後はむしろ、高性能ハンディスキャナーと3Dプリンターが各家庭に普及すれば、わざわざデジタル造形しなくても、文鳥やニワトリやダチョウをスキャンして入力してデジタル加工すれば一丁上がり!

ま、それは冗談としても、デジタル素材として、各恐竜の基本の形(例えばT-rex)の市場ができ、それを加工してオリジナルを作るという流れはできてくるでしょう。(アナクロ造形家がG・ポールの骨格図を基本にしているみたいに)
あとはデジタルスキルとセンスとアレンジの勝負!私は脱落組!
しかしオリンピックのエンブレム問題ではありませんが、デジタルはコピーもしやすいので、素材の加工にはまたいろいろ問題も出てくるかも知れませんね。
いや~未来は多難なのか?明るいのか?

(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)

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コメント

この模型は多数の達人が塗っていますが、ほんとそれぞれ違った表現になって驚きますわ。
個人的な好みでいくと多層塗りの田川さんの作品なんかは秀逸ですが、天才辻村さんが仕上げるとどんなものになるのか。。
メークアップの専門家が仕上げるとどんなものになるんでっしゃろ。
しかし、模型は彩色で50点が100点にもなるんで恐竜も仕上げをおろそかにしてはアカンということでんなぁ。

投稿: tsukudados | 2015年9月15日 (火) 08時06分

追伸 自分の仕事においても色はデジタルでの再現はまだまだ先のことのような気がしますが、そんなもんあっという間に再現されるんでっしゃろか。。

投稿: tsukudados | 2015年9月15日 (火) 08時11分

彩色に全然時間かけない私には耳がイタイイタイ!
ま極論を言ってしまえば、まったくのっぺらぼうの人形でも写実的に彩色すれば、ぱっと見、リアルに見えるでしょうしね。
それは冗談として、やっぱり原型が良いと、それに見合う、あるいは最大限まで良さを引き出させる塗装をしたくなるってことでしょうね。「腕のあるひと」は
>色
職人芸的な部分は、今でも「分かる人にしか分からない」世界ですから、そんなに気にしない程度にはすぐなるんじゃないでしょうか。
私のそのあたりの閾値はごっつう低いですよ

投稿: カズやん | 2015年9月15日 (火) 16時35分

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