2018年に「2001年宇宙の旅」を見に行く
さすがに最初の1968年の公開は知りませんが、スターウォーズが流行ったころのリバイバル上映で大阪のOS劇場で見て、その後ビデオ、DVD、テレビ放映などで何度となく見ています。
もうなにもかも分かっているつもりでも、見るときによってディスカバリー号の模型のみに興味があったとき、ストーリーに興味があったとき、未来観に興味があったときなど様々でした。
今回、公開50年周年ということで、海洋堂から究極のディスカバリー号が発売されることや、メビウスモデルからプラモデルが発売されたことなどで、そして、IMAX(アイマックス)シアターで、デジタルリマスター映像が上映されるということは、まさに快挙です。
実は見に行く気満々でしたが、ま、近くの奈良のイオン郡山店のIMAXでイイかなっと思ってたところ、ホビフェスで、海洋堂の宮脇センムさんに、「あらき、2001年見に行ったか?なに!見に行ってへんのか!見に行ってへんやつにはディスカバリー号は売れへんど!見に行くんやったら一番でっかいエキスポのアイマックスに行かなディスカバリー号は売れへんど!」と恫喝され、エキスポシティに行ってきました。
IMAXで見た映画は「ゼログラビティ」以来でした。
さて、2001の解説は、もういろんなメディアで見たり、聞いたりしていて、難解なのは当たり前で、むしろそれを裏付けるリアリティの再現、当時(1960年代)が予想した2001年の科学が、あまりにもリアルで、マクロの宇宙船からミクロのスイッチ、人口知能(AI)、デジタルナイズされたディスプレイまで、トータルで創造された未来像は、もう見事!と言うしかありません。(2001のディスカバリー号とスタートレックのエンタープライズ号は、私のベストシップです)
とは言うものの、やはり終盤の「スターゲイト」の映像は、ひいき目に見ても、やはり陳腐で、退屈なシーンでした。(ビデオで飛ばしてましたが、やっぱり退屈)
この映画を現在のCG・VFXの技術でリメイクしても、月や木星など最新の映像で見せられる以外には術がないでしょう。それぐらい完成度の高い映像ですが、「スターゲイト」のシーンはもっと革新的な映像を望みます。
オタキング岡田氏や町山氏の解説を聞いて、当初はストーリーにナレーションや解説、モノリスを置いた宇宙人のシナリオまであったそうです。もしそんな分かりやすいストーリーなら、これほどの名作になったのでしょうか?それはそれで名作になったと思いますが、半世紀語り継がれたのは、その難解さからくる現代美術に似た価値観で、よけいに値打ちが上がったと思います。
この映画では、「ボーマン 対 HAL9000」、つまり人間と人口頭脳(AI)の戦いで、人間が勝ち、スターチャイルドに進化したわけですが、HAL9000が勝つバージョンが映画「AI」といことらしいです。なるほど。
(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 新作ガンダムと友人の死(2025.02.09)
- 侍タイムスリッパーを見た(2024.11.01)
- 35年前の番組の記憶(2024.05.31)
- 映画「ゴールデンカムイ」を見る。そして味噌煮込みうどん(2024.01.22)
- 映画 ザ・クリエイターと鬼太郎を見る(2023.11.22)
「雑想」カテゴリの記事
- フクイラプトル IN 大阪関西万博(2025.03.23)
- 海洋堂の館長 亡くなる(2025.02.28)
- 地元のホテルに慰安に行く(2025.02.18)
- 新作ガンダムと友人の死(2025.02.09)
- 2025年 令和7年も1月末ですね(2025.01.26)
コメント
荒木 様
先程、メタルナミュータントのtwitter にイイねしていただいたKunimimiと申します。
2001は子供の頃に今はなき梅田北野劇場で観た記憶があります。
最後のシーンでは退屈以前に映像に酔ってしまって大変だった記憶しかない(笑)。
荒木様のコメントに触発されて私もでかいアイマックス観に行く事にします。
それでは、また。
Kunimimi
投稿: Kunimimi | 2018年11月 6日 (火) 18時05分
Kunimimiさん
コメントありがとうございます。
聞くところによると、2001のIMAX上映は11月1日で終わったみたいですが、またの機会がありましたら、是非!
投稿: カズやん | 2018年11月 6日 (火) 18時54分
APOLLOの宇宙飛行士の証言、地球は丸かった。
立体的な丸さ、これだけは映画画像では得られないと。
オタキングはとっくに賞味期限切れてる?
恐竜論観てゲンナリしました
投稿: apuro | 2018年11月 7日 (水) 17時50分
apuroさん
私もオタキングのJWの解説聞いて、他の分野の話も同じような知識量だと思って聞いていますが、やはり全然知らない分野では、なるほな~と思って聞いてしまいます(笑)
確か2001年でもトランブルがジュピターマシンを使って、丸みを表現しようしたとかスターログかなにかで読んだことがありますが、やはり現在のCGに軍配が上がりますね。
投稿: カズやん | 2018年11月 7日 (水) 20時30分