スター・ウォーズ完結す
スターウォーズがついに完結。
高校2年生の17歳の時(日本公開1978年)に第一作目(後のEP4)を初めて見てから41年。
長かった~。その間に就職、結婚、子供二人、独立とかしてしまいました。
私が模型の世界に足を突っ込んだのは、間違いなくスターウォーズのおかげです。
スターウォーズのキャラクターを自作して、ホビージャパン誌に投稿し、ライターになり、その後、別誌で恐竜造形の連載と進みました。
スターウォーズは青春とともにあったと言っても過言ではありません。
10代のころ、当初、ジョージ・ルーカスが「スターウォーズは9部作だ」と言ってから、果たして最後の9作目まで見るまで生きているだろうか?と真剣に考えたものです。
なんたって途中ノストラダムスの大予言の1999年がありましたから(笑)
(実際、見れずに死んだファンも多いでしょう)
EP5「帝国の逆襲(1980年)」EP6「ジェダイの帰還(1983年)」はモデラーとして、一番よく見た作品でもあります。
しかしその後、映画SWの制作は滞り、EP1が再始動したのはずいぶん経ったころでした。
40近くになっており、さすがにSW熱も10~20代の頃よりは冷め、映画館に足は運ぶものの、何度も見るということも無くなりました。
EP1~3(1999年~2005年)はルーカスが監督し、またベイダーが暗黒面に落ちる過程をどう描くかですから、それほど興味も湧かなかったのが正直なところです。
おそらくルーカスは新映像を加えた特別編のEP6のエンドアの祝宴、コルサントの花火で、銀河に平和が戻り、この物語を終わりにしようとしたんだと思います。
しかし、SWはルーカスの手を離れ、ディズニーの手に渡り、幻の新3部作が作られました。
ルーカスの構想時より、EP7~9はルークやその子供たちの話の予定でしたが、新たに作られたEP7「フォースの覚醒(2015年)」は、レイやBB-8という新キャラクターを創造していて、ちょっと期待が膨らみました。
しかしEP8「最後のジェダイ(2017年)」とともに旧作4~6の焼き直しと言うか、SWファンが望むであろう、最大公約数的な映像が多く、ルーカスが創造した世界観がいかに偉大だったかを再確認させられたものです。
特にEP8は、遠隔地でもフォースを使えば何でもできるような能力にやり過ぎ感も無かったわけではありません。
なんだか妙な方向に進んでいってるぞ~と・・・。
ディズニーがSWというドル箱コンテンツをこれで終わりにするわけありませんから(笑)
しかし、それでも完結編EP9「スカイウォーカーの夜明け(2019年)」は、長年のファンとしても見届ける義務があります。
というわけで公開初日12月20日に見てきました。
素晴らしかった!
狙いだったかどうか分かりませんが、EP8のなんでもござれが、EP9では免疫ができていてスルーできたのも大きかったかもしれません。
途中、連続ドラマのダイジェスト版のような慌ただしさ、Xウイングの出現シーンや伏線回収の嵐ですが、ラストシーンは見事でした!
おそらくあれ以上のラストは思いつかないくらい。
映画を見ながら、エンドアの祝宴で、歴代のジェダイの騎士の幽霊が出るのかなと思いながらも出ず(それをしたらまた失笑もの?)、なぜハンソロの霊がレンと仲直りする場面にレイアが出てこないのか、そしてなぜレンは死ななければならなかったのか、全てはラストシーンの、スカイウォーカーの血(ジェダイの象徴)は絶えたが、新たにその名前(ジェダイ)をレイ・スカイウォーカーが受け継ぐという最高の締めくくりでしょう。
劇中、皇帝に「お前はレイ・パルパティーンだ」と告げられたことへの返答としても。
またライトセイバーの色も見事でした。
改心したレンがレイから手渡された青いセイバーで戦う。なんて分かりやすい見事な演出。
なんだかんだ言っても、旧三部作が好きなおっさんですが、満足できる素晴らしい完結編でした。
ま、ディズニーとしては、レイを主人公に共和国再建の新たなサーガを作るのか、また全然別っこのエピソードでSWを作るのか不明ですが、私はもうどうでもいいです(笑)
(ネタが尽きれば「、レン騎士団結成物語」とか、「パルパティーンからレイを隠せ」とかできるかも?)
ただただ青春のスターウーォーズを終わらせてくれて感謝です。41年間楽しませてくれてありがとう!
(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)
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コメント
おもしろかったです! 物語最後のクライマックス感満載のスピード感と言いたいこと、出したい画像やあの台詞、情報量と文句はありません。確かに前作でフォースはなんでもありを植えつけられていましたから、幽体離脱的な戦闘も違和感なくみれました。しかしこの映画は全部の作品の最終話としてわりきって作ってると思う。この映画だけを観ても何が何だかわからんやろね。
投稿: tsukudados | 2019年12月21日 (土) 23時21分
ブログ書いてて思ったのは、ディズニーの「もうこれでええやろ!ジジイはもう黙っとれ!」みたいな映画だったのかな?と。
あとは、新しい別のSWを楽しんだらええんじゃないでしょうか(^-^)
投稿: カズやん | 2019年12月22日 (日) 00時43分
うん。みんな見たい登場人物も出したし、もうええやろ完結させるんは大変なんやぞ、ドタバタ観せといたらジジイは疲れて黙るやろって。
しかしあのキスはいるのか?って考えてたらレイアとルークのキスのオマージュなんやね←そんなわけあるかい。。
投稿: tsukudados | 2019年12月22日 (日) 08時29分
いや、あのキスは重要ですよ。
あれはレイとレンが支配するもうひとつのスカイウォーカーの未来(しかし暗黒の)だったんですよ。
でもレンは父親殺しの大罪を背負ったので、光の世界を歩めない。だから死ぬ必要があり、スカイウォーカーの血を絶つことが完結に繋がるわけですから。
おれはレンを殺したのがこの映画の一番の英断だったと思いますね。
投稿: カズやん | 2019年12月22日 (日) 08時48分
ああ、いま分かった。
だからレンってブ男で、カッコ悪い仮面だったんだ。
ベイダーやボバフェットみたいにカッコいいと、「なんで殺した!生き返らせろ!」とか嘆願書が来るもんね(笑)
投稿: カズやん | 2019年12月22日 (日) 08時59分
なるほど!なんぼ変顔の宇宙人が多い映画でもあの馬顔がずっとアップはつらいから壊した仮面をなおしてまで着けさせてたということね。考えたら大量虐殺おまけに父親殺しの輩を最後良かったねって笑わすわけにはディズニーとしてもいかんですわな。
投稿: tsukudados | 2019年12月22日 (日) 09時40分