「コレクター福富太郎の眼」展と堺アルフォンス・ミュシャ館に行く
過日12月15日、すこし時間ができたので、前から行きたかったハルカス美術館で開催中の「コレクター福富太郎の眼」展を見に行きました。
福富太郎氏と言えば、私の記憶では中高校年のころに夜中にこっそり見ていた番組「11PM」で、持ってる裸の絵ばかり自増しているスケベなオッサンというものでした。
後年、氏がキャバレー王で実業家で美術品の収集家ということを理解してからも印象はたいして変わりませんでしたが、ここ最近私の方の趣味嗜好が昔の博多人形や土人形の収集などに変わってくると共に、氏の収集品がすごく魅力的なものばかりに見えてきました。
「コレクター福富太郎の眼」というタイトルは言い得て妙で、私が漠然と抱いていた氏の「スケベ」さは、ある意味当たっていて、それは悪い意味ではなく、氏の仕事柄夜の街で働く女性の真の姿を知る、ただ単に見た目が綺麗とか美しいとか表層的なものではなく、描かれた女性の業や悲劇が醸し出す妖艶で危うい美しさに魅力を感じていたんだろうなということが、少し分かるような理解できるようになりました。
それは私が好んで集めている、明治~大正期の博多人形と雰囲気が似ていて、それはたぶん、今のフィギュア作家が今の人気イラストレーターの絵を立体化するように、当時の人気の日本画などをモチーフにして作品にしていたんでしょう。
さて、電車で天王寺まで来たので、これまた前から行こうと思っていた、堺市駅前にある「堺 アルフォンス・ミュシャ館」にも行ってみました。
こう言ってはなんですが、なんで堺にミュシャ?ですよね(笑)
ほぼ館内は撮影禁止でしたが、下絵のスケッチやけっこう貴重な作品がいっぱいあり驚きました。しかも入館料は安いし空いてる!
ところで、堺市駅って思ってたより未開発ですね。私がよく行ってたのは堺東の方で、たしか有名なプラモデル屋があったのでよく行ってましたが、でかいビルやデパートがあった印象に比べ、こちらはやっと再開発しましたって感じでした。
ま、どうでもいいですが。
(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)
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