知床観光船事故とバタフライエフェクト
いま知床半島の観光船事故で、テレビが連日報道していますね。
ちょうど昨日、事故を起こした会社の社長が記者会見をしていろいろ言われています。
私は12年前、仕事がらみで北海道に一週間ほど一人旅したときに、知床半島の遊覧船に乗りました。
そのとき乗ったのはもっと大きな「おーろら号」という船でしたが、並走している小型の観光船は、より半島に近いところを遊覧していて、「こんどはあっちの方に乗ってみよう」と思ったものです。
今回の事故、いろいろ言われていますね。
今後もっと解明されていない事実など出てきて精査されていくと思いますが、私はチャランポランな人間なので「もし私があの社長だとしたら?」と思うと、あの社長以上の受け答えができたか疑問です。
たいした知識もない業種のオーナーになって運営は現場に任せて、その現場で事故があっても正直分からない。
そら、社長(最高責任者)は、全てを把握していて責任を取らないといけないという理屈は分かりますが、そんな理想論を言われても・・・って感じです。今回の場合は保険に入っているとかがオーナーのできる最低限の予防策でしょうが、それよりはどれだけオーナーがその事業に思い入れがあるかで変わってくるような気がします。と言うかそのために部下がいる?
どんな会社でも経理に「○○社に請求書を送っといて」と言った社長が、ちゃんと送ってるか確かめるところは少ないと思うし、いちいちしている会社はこんなミスはしない。
今回たくさんの人が亡くなっているし、もしかしたら自分も関係者も犠牲者になったかもしれないと思う反面、自分もその加害者的な立場(社長や従業員)になったとしたら?とか色々考えてしまいます。
ま、そんな人間は人命にかかわる仕事のオーナーにならなければ良い。とも言えますが、「風吹いて桶屋が儲かる」とか「バタフライエフェクト」ではないですが、何がどうなって自分の身にかかわってくるか分かりません。
参考日記:北海道ひとり旅 その4
(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)
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