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2025年7月12日 (土)

西尾製作所の西尾社長

京都山科の西尾製作所の社長、西尾惣一さんが亡くなられました。
7月11日、山科の葬儀に参列してお別れをしてきました。
西尾製作所と言えば、私らのような仕事をしていれば知らぬ人はいない博物館や科学館の展示模型やジオラマを制作する老舗です。
特に植物の模型は有名で、最近では2023年NHK朝ドラ「らんまん」の植物の精巧なレプリカ制作で知った方も多いかもしれません。
私の西尾製作所さん、惣一さんとの個人的な思い出です。
中学生のころ、恐竜ルネサンスで恐竜への興味が再燃し、大阪市自然史博物館に通っていたころ、パンフか何かに西尾製作所の広告が載っていて、それを見て「あ!博物館の展示を作る会社があるのか!」と思ったのが最初に思い出です。
その後なんやかんやで、模型誌に連載して、鍼灸師として病院に勤めながら24.5歳ころに、初めて私の恐竜模型を京都大丸の催事「モンゴル ゴビ大恐竜展」(1986年) で展示してもらうことがあったとき、そのメインの恐竜のタルボサウルス骨格模型などを組み立てていたのが西尾製作所でした。
当時まったく骨格標本の展示方法など知らなかったときに、西尾製作所の方に「頭骨は実際の化石は重いのでレプリカです」という説明を聞いて、「へ~なるほど」と思ったものです。
その時は説明していただいたのは年配の方だったので、先代か先々代の社長だったのかもしれません。でも息子さんの惣一さんも現場におられたかも?
その後1995年の群馬県立自然史博物館では、私の作った恐竜を含む古生物に西尾さんがジオラマを作る(反対か。西尾さんのジオラマに私の恐竜模型を置く)など、一緒にお仕事する機会が増えました。

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福井県立恐竜博物館では、企画展でのジオラマ展示の恐竜模型の制作、2013年の北谷ジオラマや、2017年のトロオドンの実物大復元模型、2023年のリニューアル時での常設の北谷ジオラマなど大変お世話になりました。

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西尾惣一さんとは、私の枚方の工房と近かったこともあり、私が京都山科の工場に行ったり工房に来ていただいたり、本当にお世話になりました。
これは2年前の2023年5月、福井県立恐竜博物館のリニューアルのとき、私の作ったフクイベナートルとフクイプテリクスと、西尾さんが制作する環境ジオラマのすり合わせの写真です。

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たった2年前のことです。

私自身は恐竜の模型を作るだけで、完成品はそれを環境含めジオラマ制作される施工業者と博物館スタッフの賜物です。
まだまだ企画中、着手中のお仕事がたくさんあったであろうなかの急逝。残念でなりません。
たらればですが、模型誌で恐竜連載をせず、それでも恐竜に関する仕事をしたいと思っていたら西尾さんに就職をお願いしていた人生もあったかもしれません。

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西尾惣一さんのご冥福をお祈りいたします。

(このブログは「恐竜模型の世界」の一部です)

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