2008年12月25日 (木)

こむこむの恐竜を作る!その25 最終回

無事こむこむの恐竜展も開催され、ディノニクスの公開も出来ましたので、制作記も今回の塗装をもって、本当の最終回です。
今回のディノニクスは施設の常設展示になる予定ですので、体色やスタイルにもスタッフの御意見を伺ってきました。
(頭の飾り羽根も前回の完成時より、アドバイスで大きく派手に修正しています)
Iro さて体色も数枚の彩色を提示し、今回のグリーン系に決まりました。
F6 使用する絵具はいつものようにアクリル絵具 の筆塗りで行っていきます。
F4 基本的には薄い色から濃い色の順に塗っていきます。
F3 今回は腹側から塗っていき、背中側、模様を塗っていきます。
F5 全部の色を塗ってから、エナメル系のフラットブラックを薄く溶いて全体に塗り、トーンを落とします(ディテールの凹部分に黒が入り、ディテールがよく際立つ)。
F2 さて、これでディノニクスの完成いたしました。
F1 このディノニクスは現在、福島駅前こむこむの「こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」に、私のほかの恐竜模型と共に展示中です!来年1月31日まで!皆さんよろしく!

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2008年12月20日 (土)

こむこむ 恐竜展 開幕!

本日「こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」が開幕しました。
20a 私も午前10時より会場入りし、さっそく展示風景を見に行きました。
20c こむこむさんのために制作したディノニクスは、入口すぐに展示されています。皆さん、是非じっくり御覧ください(お~!色が着いてる!)。
20d 私がこれまで制作した恐竜模型が、ほとんど展示されています。初期の作品から最新作の変遷が見て取れると思います。
20f また、実物大に拡大した画像や、パズル、クイズなど模型だけでは感じ取れない恐竜の楽しさを感じてもらえる催しになっています。(わざとらしく驚く、どっかのオッサン こんな写真も撮れるぞ!)
20p_2 そして、午後からは私の模型教室も開催いたました。3時間と言う長丁場にかかわらず、皆さん、しっかり模型を作ってくれました。
御参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今回のイベントは、私のみならずイベントの担当者諸氏の恐竜好きが、最大限に発揮されている稀有な催しです!
お近くにお越しにの折は、是非お立ち寄り下さい。(入場無料です

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2008年12月19日 (金)

こむこむの恐竜を作る!その24 完成ですか?

さて、今度は身体全体に羽毛表現をしていきます。
137a 首からの流れで、肩から背中、そして尻尾の上部に大きな羽根を残し、脇腹からお腹にかけては毛足の長い羽毛をイメージして作っていきます。
138a だいたいのアタリをつけて、
139a 細かいディテールをつけていきます。

ついに形は完成しました!
143a 塗装は?
もちろん終了しています。
完成した模型は是非!福島市「こむこむ」で御覧ください!
(会場の様子、完成模型は、後日レポートでお伝えいたします)
142a 明日は福島市入りして、「こむこむ」で、恐竜模型教室を実施いたします。

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」はいよいよ明日開幕です!
みんな来てね~

PS:塗装の様子は後日あらためて掲載いたします。(さ~どんな色になったんでしょうか

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2008年12月18日 (木)

こむこむの恐竜を作る!その23 飾り羽根をつくる

いよいよ大詰め!
132a 体表の羽毛を作っていきます。
まずは頭部。
羽毛の表現には先に紹介した「ラドール プレミックス 」を使用します。
134a 大まかな形に粘土を盛り、
135a 頭のうしろの飾り羽根や、首の羽毛の形を作り、
136a_2 細かいディテールをつけていきます。

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと2日(いわゆる明後日だ!

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2008年12月17日 (水)

こむこむの恐竜を作る!その22 大地をけって!

地面もできました。
127a_2 獲物に飛び掛る際の全体重がかかっている左足を作ります。
130a これは先の日記にも書きましたが、ダチョウやエミューなどの走禽類の後足を参考にして作ります。
特に、地面を踏みしめている、ペタッした足ですね。
131a 「恐怖の爪」の第二指は地面につかないように高く上げている状態を考え作ります。爪は樹脂粘土「グレイス」で作ります。

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと3日(いよいよカウントダウンだ!)

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2008年12月16日 (火)

こむこむの恐竜を作る!その21 左脚とベース

先のコメントで書きましたが、本日(15日)、模型たちが、福島に旅立って行きました。
Konpou2 ごっつい2tのエアサス車で、ほとんど振動無しで運べるそうです。
 
Konpou3いってらっしゃ~い。 頑張ってこいよ~ 

さて、制作記の続きと行きましょう。
次は左脚とベースを作っていきます。
121a 左脚には大きく筋肉になる粘土をもりつけます。(恥骨部分のビデオテープの塔は支えです)
122a ウロコなどのディテールをつけていきます。膝などの関節部分には大きく深いシワを入れます。
気持ち的には、このまま爪や足の制作に移りたいところですが、左足は地面を踏みしめているところですので、まず地面を制作します。
124a 地面はゴツゴツしたイメージで作っていきます。
使う粘土は本体と同じファンド 。このファンド、いいところはいっぱいあるのですが、唯一の欠点は喰い付きが悪いこと。(それも有効な時があるのですが)
ですから木製ベースに固着するのに接着剤も併用します。
結構面積があって、大変だ!
125a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと4日(まもなくカウントダウンだ!

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2008年12月15日 (月)

こむこむの恐竜を作る!その20 前肢をつける

今回はいよいよ前足、腕を胴体につけます。
1・2・3・ダ~ッ!と獲物に襲い掛かっている感じを出します。
ドロマエオサウルス類など、鳥に近い種類の恐竜の肩の関節は、脇を開くことができる、つまり、鳥のように羽ばたくような動作ができるのが大きな特徴ですから、この模型でもその特徴をだすようにします。
114a 左前脚をつけます。
115a 次に右前足をつけました。接着した部分が完全に乾燥するまで、一時的に瞬間接着剤や針金を使って、動かないように固定します。
119a 「お前を喰ってやる~
胸や腹などは長い毛の表現でディテールをつけます。

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと5日

Konpou さて今日の午後、模型の搬出予定です。ディノニクスの梱包も、なんとか終了です。(えっ?と思われた方は、そういうことです ギレン風) 

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2008年12月14日 (日)

こむこむの恐竜を作る!その19 固定する

さていよいよ、本体をベースに固定します。
110a_2 かなり軽量化したつもりですが、頭部や腕など、重量はやはり前半分に集中するようです。
ですから、前屈をふせぐため、当初予定していたより、強度がある厚めのアングルを補強に使用します。(角度保持にカメラの三脚を使ってます)
111a 角度の設定には、まだ腕がついてない状態なので、やや頭が上がった状態で固定します。
112a ボルトに密着させるにはナットが邪魔なので、その分高くかました板にアングルをネジで固定します。
念のため針金でグルグル巻きにし、
113a やはり念のため、金属パテで補強します。
これで粘土が完全硬化すれば万全でしょう
116a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと6日(ありゃ!一週間を切ってしまったぞ!)

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2008年12月13日 (土)

こむこむの恐竜を作る!その18 のどをつくる

次は胴体に首をつけて、のどを作ります。
実は私、恐竜作りのなかでも、この喉作りが一番好きだったりします。
今回は大きさや制作の手順上、この段階で作りますが、もっと小さい模型の場合、最後の最後に作ることが多いです。(美味しいものは最後まで取っておくタイプ  )
本物の恐竜はどんなだったか分かりませんが、大型爬虫類の喉袋のあのプニョプニョ、タプタプした感じが好きです。
104a_2 まず大きく粘土をつけて
105a ウロコやシワをつけていきます。
106a これで全身のパーツがそろいました
107a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと7日(お~!あと一週間後だ 

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2008年12月12日 (金)

こむこむの恐竜を作る!その17 右足をつける

←今夜は満月に近いのか富士山が夜でもきれいに見えていますね。
このごろ昼間も富士山がきれいに見えて嬉しいです。
97aさて、敵に襲いかかるために、蹴り上げた右うしろ足ができました。
今度は身体とその後脚を付けます。

98a その前に、つなげてからでは造形できないところを作り、
99a 塗装できない(筆がとどかない)ところを先に塗っておきます。
100a 補強の鋼線を後足に挿入し、実寸図と合わせて身体をつなげて、白熱灯で強制乾燥。
101a

続く

こむこむ 恐竜模型からみえる世界展」まであと8日

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