2022年8月10日 (水)

息抜き造形 ブロントサウルスの足跡の中の子供

仕事以外で恐竜の造形をすることが、最近あまり無くなりましたが、久しぶりの息抜きの造形です。

私が子供のころの恐竜図鑑には必ずあった、ブロントサウルスの足跡の中で遊んでる子供の写真。

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ツイッターで「最近見なくなった」とつぶやいたところ、「懐かしい!」「憶えてる!」とたくさんの人が反応してくれて、嬉しくなって思わず作ってしまいました。

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先日の教室で余った粘土フォルモを使って、勢いで作って二日ほどで完成。

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泥水部分は透明レジンを使用。

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雑な出来ですが、仕事の造形とはまた違って面白かったです。

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白黒にしてみました。
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2021年12月 1日 (水)

フクイラプトルの前肢

もうご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、2000年に開館した福井県立恐竜博物館のメイン展示のフクイラプトルの骨格標本の2021年のリニューアルに伴い、復元模型も前肢の改修を行いました。

リニューアル前の骨格標本

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リニューアル後の骨格標本

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当初の復元では、いわゆる「うらめしや~」の、手首が回内した形でした。

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最近の復元では鳥の前肢様に、手首が回外したもの変わってきているので、骨格標本はいち早くリニューアルされ、追って復元模型も改修を行いました。

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このフクイラプトル模型は、フクイサウルスと共に2002年に制作した模型です。

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その模型を20年後に、またこの手で改修できるのは本当に作者冥利につき感無量です。ありがとうございます。

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2021年3月21日 (日)

新造メドゥーサケラトプス模型 ㏌ 恐竜博物館

開館20周年を迎えた福井県立恐竜博物館が前回の福井の恐竜展示改装に続き、これまでカスモサウルス→アルバーターケラトプスとして展示されていたカナダの角竜が、その後の研究の結果、新種のメドゥーサケラトプス(Medusaceratops)と分かりましたので、頭骨が改修されて展示されるのにに伴い、復元模型も新しく私が制作しました。

以前の展示と復元模型(2000年~)

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新しい展示と復元模型(2021年) フリルの形が大きく変わりました。

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無事今月20日にお披露目され、骨格標本の横に模型も展示されました。

博物館ご訪問のおりは、ぜひご覧ください。

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2020年8月 9日 (日)

福井県立恐竜博物館 特別展2020年と20年前のパンフレット

さて今年は福井県立恐竜博物館は開館20周年ですので、本当なら大々的なイベントが予定されていたかもしれませんね。
しかし、全世界が新型コロナウイルス禍が継続しているため、今年は規模を縮小して特別展「福井の恐竜新時代」が開催されています。
福井勝山北谷の白亜紀前期を再現したジオラマには、次々と発見される恐竜が追加されています。

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今年は新たに発見されたスピノサウルス科の恐竜模型が追加されました。

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服部先生監修で、アジアに生息していたイクチオベナトールを参考に私が制作させていただきました。
(ジオラマ画像はスタッフさんのツイッターからお借りしました)

さて仕事場で探し物をしているときに20年前の「恐竜エキスポ2000」のリーフレットやチラシと恐竜博物館の最初のパンフレットなどを発掘しました。

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子供がまだ小さい夏の暑い日に行きました。

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たしかスキージャムに車を停めて、バスで会場に向かったんじゃなかったかな?

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しかし福井での恐竜発見から恐竜博物館設立、その後の研究成果のお披露目という意味では、20周年にふさわしい企画展だと思います。
10月4日まで開催中(入館には予約が必要かもしれませんのご注意を)

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2020年6月28日 (日)

近況報告

新型コロナの影響は続いているものの、各都道府県間の往来は自由になり、仕事やお店、テーマパークなども再開されました。無観客ですが、プロ野球も始まりました。
徐々にではありますが、日常を取り戻しつつあるようにも見えます。
とは言うものの、アメリカや海外では依然、コロナの感染者が増え続け、国内でも東京では60人の新たな感染者が出るなど、安心するにはまだ早いように思えます。

さて、私の方は、去年から続けている仕事でなんとか生きています。

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もうほとんで外出してませんので、自宅と工房の往復の毎日です。

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いつもより大きなものを作っていますので、晴れた日には車のダッシュボードで自然乾燥。

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その内ひとつは、福井の恐竜博物館で新たに展示されたジンユンペルタです。

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大きな模型も進んでいます。

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夏の模型教室も、中止になったものもありますが、ご依頼いただいてるところもあります。

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まあ、でもこの1年、あるいは何も解決策(ワクチンや特効薬の開発)が無ければ今後ずっとこんな生活をすることになるのでしょうかね?

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2019年11月23日 (土)

カムイサウルスを作るぞ

東京の国立科学博物館で開催されていた「恐竜博2019」が終わってしまい、なんかタイミングを外しましたが、カムイサルスを作りました。

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カムイサウルス(むかわ竜)は、北海道 穂別 むかわ町で発見された、白亜紀後期のハドロサウルス類で、全身の80%の化石が発見されました。

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作り方はいつもと同じで、骨格図(骨格図はラエラプトルさん制作)を元に芯を作り、粘土で肉付けしていきます。

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口の中は先に彩色。

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全身が出来ました。

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彩色はアクリル絵具の筆塗り。

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スケールは20分の1。

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ハドロサウルス類の特徴のひとつ、頭部のトサカも少しあった?

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同スケールのフィギュアと一緒に。

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2019年7月15日 (月)

恐竜 四十八手を作るぞ! 第四手 曲竜の砧

ティラノサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルスとくればアンキロサウルスですね。

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で、恐竜四十八手の第四弾は「曲竜の砧(きぬた)」です。

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アンキロサウルスは、体型は、ま、カメみたいですから、普通にバックで良かったんですが、それでは面白くないので(笑)

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最初はもっと逆立ちに近い恰好にしようと思ったんですが、ちょっと現実的でないので、

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後ろ足を片足上げて、できるだけ交接したときに邪魔にならないように尻尾を上げてみました。

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高く上げた尻尾が、なんとなく鳥の派手な尾羽のようなイメージです。

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でもこの方法ならほとんどの恐竜はOKですよね。

今回は雌雄、色を変えてみました。

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2019年4月20日 (土)

恐竜 四十八手を作るぞ! 第三手 剣竜の松葉くずし

ティラノサウルス、トリケラトプスとくればステゴサウルスですね。

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で、恐竜四十八手の第三弾は「剣竜の松葉くずし」です。

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恐竜の交尾は哺乳類のそれと違い、大きな尻尾があるので表現が難しい上に、ステゴサウルスは背中に大きな骨板がある分、いわゆるアニマルスタイル、バックスタイル、後背位の体位が取らせにくい種類です。

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今回は大体の形を作ってから、あれこれ雌雄の背中の骨板がお互い干渉しないような姿勢を試してみました。

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その結果前回のトリケラトプスのように、メスを横たえて、オスも四つん這いで局部を交差させる体位にしました。

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そのさい、オスの総排泄孔が後ろ向きになるため、オスの生殖器(陰茎)も後ろ向きに伸びる形にしました。(サイなど大型哺乳類でもそういう種類があるらしい)

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今回もオスメス同系色にしたため、もうひとつ区別が分かりにくくなってしまいました。

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鳥なんて明らかに模様も色も違う種類がいますので、羽毛恐竜を作る時は反映したいですね。

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2019年4月 4日 (木)

恐竜 四十八手を作るぞ! 第二手 三角竜の巣篭もり

恐竜の交尾の模型の第二弾はトリケラトプス。

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とりあえずティラノの次は王道で。

作り方はいつもの同じです。

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体位はやはり後背位、バックスタイルですが、ティラノよりも楽そうな、メスが横になりオスがしゃんがんで横はめの体位。

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男性器がこんなに長く飛び出たかはファンタジーですが、ある程度長く表現すれば、大概の体位は可能のような気がしてきました。

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とりあえず雌雄分離可能に。

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今回は雄雌あまり色を変えなかったら、いまいちぱっとしませんので、やっぱりちょっと色や模様を変えた方が分かりやすいですね。反省。

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2019年3月24日 (日)

恐竜 四十八手を作るぞ! 第一手 暴君竜の鵯越

最初に。 「ココログ!日記書くのが難しくなったぞ!仕様を変えられると、50過ぎたら慣れるのに時間がかかるんじゃ!」
さて、実は以前から作りたかったものがあります。
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ズバリ!恐竜の交尾の模型!
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ま、恐竜の交尾自体はそれほど珍しい表現ではなく、昔の図鑑からBBCの映像、どこかの博物館には、T-rexの交尾姿で、骨格展示しているところまであります。
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とは言うものの、やはり大っぴらにする姿でもなく、普通の動物図鑑なんかでも、各動物の交尾姿にページをさいている本なんかは見たことありません。
定期的に交尾姿をテレビで映されているのは、パンダぐらいでしょうね。
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一応シリーズ化を想定して「恐竜 四十八手」と命名し、まず最初はやっぱりティラノサウルスで行きましょう。
作り方はいつもの同じです。
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体位は、ま~動物はよほどでない限り後背位だと思うので、最初はオーソドックスにバックスタイルで行きましょう。
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でも竜脚類など大きな恐竜は池や湖に入れば、浮力で割といろんな体位がとれたような気もしますね。
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とりあえず雌雄分離可能に。
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まあもしこのシリーズが続けられたら、科学的にどうのこうのと言うよりも、アクロバティックでも有り得なさそうな体位でも、面白そうなら作ってみたいと思います。
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どうせ誰も本当のことなんか分かりっこありませんしね。
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本当はもっと大きな模型にしたかったんですが、数作るにはこれぐらいの大きさがいいでしょ。
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