2012年12月24日 (月)

貧乏性

今年もあと一週間ですね。

サラリーマンを辞めて6年になります。
そのころは仕事納めや仕事始めの日が決まっていて、とりあえず仕事にON・OFFがありました。
だいたい仕事納めの日に忘年会があって、「良いお年を!」で、正月休み突入!

でも、いまはフリーランス、つまり自営業なので、とくに忘年会も無く、正月でも仕事があるとダラダラと工房や家でも作業をしてしまいます。
基本的には好きなことをやってるので、私自身は苦ではないのですが、少しメリハリもつけないと家族も迷惑かなって思いますし、正月も仕事している自分が「貧乏性」のように感じてしまいます。

例えば、サラリーマン時代のように12月28日から1月3日までは「仕事をしない!」と決めれば良いわけですが・・・ついイライラしてしまうんですよね~

「ぼ~っとテレビやネットを見てる時間があったら、あれを作っておきたい!」って

前にも書きましたが、小学生の頃から夏休みでは、宿題を終わらせないと安心して遊べない性質だったんで、終わってない仕事があると気になってゆっくりできないんでしょうね~ 貧乏性ですね~
仕事が無いと、これまた不安でしかたないしね~

この性格直りませんかね~

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2012年4月14日 (土)

同じ割合

トリンドル玲奈が、若くて可愛いのに、ちょっとお婆さんみたいな顔をしているので思い出したんですが、ときどきテレビの特番で「早老症」が取り上げられます。
詳しいことは知りませんが、染色体異常で老化が早く進む疾病なんでしょうか。
おそらく稀な病気だと思いますが、反対に同じ確率で、病的に老化が進まない人は存在しないんでしょうか?
たまに、異常に元気な100歳越えの老人や、年齢よりもはるかに若く見える人がいたりしますよね。

また、テレビではたくさんの「お姉キャラ」や「ニューハーフ」が出ています。マツコデラックス、カバちゃん、はるな愛・・・etc
でも、これも同じ割合で「おなべキャラ」がいてもおかしくないはずです。
需要が少ないのでテレビには出ないのかもしれませんし、実生活では(いろんな意味で)オカマより「女性」として生活しやすいので、表面に出にくいだけでしょうか。
たまに近所でベリーショートの元気のいいおばさんや、実際にオッサンと見間違うようなひとを見たときは「これは?」と秘かに思ったりします。

近所の、きんめいだい公園の桜

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2012年3月22日 (木)

おじさん図鑑

今朝の情報番組で紹介していて、面白そうだったので、早速購入。

おじさん図鑑 」 絵・文 なかむらるみ 小学館

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まだちゃんと読んでいませんが、さしずめ、私は「全身茶色っぽいおじさん」でしょうか。

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私もマンウォッチングや人間の分類が好きです。顔や服装でなんとなくひととなりは分かりますもんね。

この本の著者って、おじさんへの視線に愛があっていいですね。
この手の企画は、時には対象に悪意がこもってたりして、他人は笑えるけど、該当者は不快感が残るものが多いでが、この本は一朝一夕で出来ない観察が見て取れて、好感が持てました。おじさんのひとりとしては。

最近更新されなくて残念ですが、「3Dおやじ図鑑」もお勧め。

さて、25日は福井に行きますが、それにしてもガソリンが高いな~

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2012年2月16日 (木)

いいひと?

先日、京都の某ークスに買い物に行ったときの話です。
買い損ねていたバンダイの「大人の超合金 スペースシャトル」が、わりとリーズナブルな値段で置いてあったので、意を決して購入。
展示してあったやつをレジに持って行くと、愛想の良い店員がいました。
「これ、よく出来てますよ。燃料タンクは重いので気をつけてくださいよ。」等々、レジ打ちしながら気さくに話しかけてきます。

私の勝手な思い込みですが、模型屋やホビーショップの店員は、基本オタクで、オタクの中でもわりと社交的な人が店頭に出ているような気がします。(声も1オクターブ高い)
オタクは手先が器用に思われがちですが、私も含め、基本なにをやらせても不器用です。

さて件の店員さん、「箱に入った新品がありますから、それ持ってきます」と言ってどっかに行き、帰ってきて「ありませんでした・・・」
そして保護用の外箱に入れようとしてくれるのですが、箱のふたが内側に入ったりして、うまく入りません・・・。
私も手伝って、やっと外箱に入れ、ふたをガムテープで止めようとすると、テープが途中で無くなる・・・。
箱を紙袋に入れようとするのですが、袋のふちに当たってなかなか入れられない・・・

Hako
やる気も愛想も良いのですが、最後まで不器用な店員さんでした。
平日でがらがらの店内でしたが、私の後ろには2、3人のレジ待ちが出来てました。

きっと女の子の前だと、もっと舞い上がって失敗ばかりしてしまうんでしょうね。
なんか目に見えるようでした。でも悪いひとじゃないですよね

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2012年1月31日 (火)

自己評価 造型師とアーチスト

先の日記の続きです。

よく「貴女は、いくらでヌードになりますか?」と言う企画で、わりとかわいい女の子が「10万円でOK!」とか、いかりや長助みたいな女性が「2億円でもイヤ!」とか聞きますね。
本心か冗談かは別にして、自己評価が異常に低い人間と、高い人間とは確かに存在すると思います。
AVに出る、援助交際をする、自傷行為のある女の子は自己評価が低いと聞いたことがあります。

さて、造型の世界ではどうでしょう?

私も含め、原型師、造型師を名乗っている人間は、総じて自己評価が低いように思います。
反対にアーティストを自称する人間は、自己評価が高いのではないでしょうか。

残念ながら私はアーティストの知り合いがいないので、以下は想像です。

仮にここに、伝統的な仏像を可動にするなりして、すごくスタイリッシュなフィギュアにした作品があるとします。

造型師はそれを商品の原型として販売会社に提供します。

アーティストはそれで個展なり展覧会で、世に発表します。

造型師はこう考えます。「ぼくの作っている程度の作品は、江戸末期や明治のころの職人が作った、超絶技巧の細工物の足元にも及ばない。まだまだもっと良いものを作らねば。」(想像)

アーティストの気持ちは私には分かりませんが、多分「俺はミケランジェロを超えたぜ~!」って思うんでしょう。(ちがう?)

私は自著にも書いていますが、恐竜模型を作って生活していますが、私より上手に恐竜を作れるひとは、世の中に星の数ほどもいると思っています。(たまたま違うものを作っているとか、才能に気が付いてないとか、世に出ることに興味がないとか)

ですから造型師はいつもこう思っています。「自分の代わりはいくらでもいる。だからがんばってもっと良いもの作らないと。」あるいは「こんなもの、誰にでも作れる。」とも。

アーティストはこう思ってるんでしょうか?「俺の代わりなんかこの世にはいない。」あるいは「これは俺にしか作れない。」

もちろん、これも単純に2つに分けられるようなことでないし、考察が浅いのも承知ですが、造型師に関しては、おおむね間違ってないと思います。
自己評価が低い、謙虚、自信が無いは、同義ではないにしろ相似かもしれません。

「山下信一 フィギュア作品集 The Figure Complex」(グラフィック社 2004年 絶版)という本のなかの山下氏(元海洋堂原型師)と空山基氏(セクシーロボのイラストで世界的に有名な)との対談で、空山氏が「原型師の才能は認めるけれど、責任とらないだろ。俺は(自分の作品に)言い訳しない。」と言っています。
面白い表現ですね。自信を持って責任を取れる作品を発表できれば、その時点で造型師も表現者なのかもしれませんね。

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2012年1月30日 (月)

造型スタイル

先の日記の続きです。

このプラモデルの「解説部分を読む・読まない」、博物館や美術館の「解説を読む・読まない」というのは、そのまま造型のスタイルにもつながっているように思います。

こんなことを書くと、仕事が減ってしまいそうでいやなのですが、私はこれまでの日記の通り「読まない」タイプです。
客観的に分析すると、「形から入る」「雰囲気を重視」「見た目が大事」「短期間に作る(長期間興味が保てない)」
つまり恐竜なら「見た目がかっこいい!」恐竜を作る。

反対に解説を「読む」タイプのひとは、「資料が重要」「考証に忠実」「とにかく正確に」「何年かかっても納得できるまで作る」
恐竜なら、「ティラノサウルス標本番号:BHI 3033のスタンを作りました。(歯の抜けているところまで忠実に再現)」と言ったところでしょうか。

もちろんそれぞれ極端に書いているだけで、簡単に2パターンに分けられるとは思いませんが、どちらの傾向が強いとかはあると思います。

このブログでも自作の恐竜模型を投稿してくれる読者がいますが、ブログ主に似て、どうも「雰囲気重視」の傾向が多いように思います。(特に年少者の作品)

ま、プラモデルでも年少のころは「ただ単に作る」から、「資料を集めて作る」に年齢を重ねるにつれだんだん移行しますので、今は図鑑のイラストだけ見て作っている子供たちも、骨格や化石の重要性が分かって作っていくと思います。

雰囲気重視のPAPOと正確なSafariのスピノサウルス

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ただ雰囲気だけで作ってるかぎり、しっかり資料をもとに作っている模型にはかないません。なんと言っても正攻法ですから。説得力が違いますから。
ですから「雰囲気重視」派には、「正確」に勝る、凌駕する迫力やインパクトが必要です。
また、かっこよくて、しかも正確な模型なら、これはもう「鬼に金棒」です。
あまり細かく書きませんが、それは素材でもシチュエーションでも可能です。

今からでも図鑑のイラストを見てるだけじゃなく、解説や説明を読んでみるのも面白いかも。(って誰に言ってるのやら

つづく

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2012年1月29日 (日)

機会損失 博物館

先の日記の続きです。

私は博物館や美術館も好きで、ときどき行きます。
ブログの旅行記を読んでもらうと分かりますが、1日に3館ぐらい回ることもあります。
でも展示物のキャプションや解説を読むことはほとんどありません。それはそれは流れるように見て回ります。(悪い例

第一の目的は展示してある本物・実物を「見る」と言うことで、できれば写真に撮っておきます。
美術館なんかは撮影NGが多いので、それを補おうと図録を買うのですが、それも図や写真は見ますが、解説は滅多に読みません

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反対に、私の模型を展示してもらったりする時、キャプションを作っていただくことも多いし、内容を私自身が文章を考える時もありますので、やっぱりキャプションや解説は読んでほしいものです。

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ですから解説を読んだほうが良いと言うことは百も承知なんですが・・・。

これまでもよく調べも、見もしないため、せっかく遠方まで行ってるのに、帰宅してから大事なものを見逃していたというものも多々あります。
先日のマーキュリーロケットなんかは、4年前にコスモアイルに行ったとき、あんまり興味ありませんでしたが、たまたま写真に撮っていました。今なら、もっとしっかり撮影してるのに・・・

どうも私はプラモ作りにしろ名所巡りにしろ、「見ればOK」「質より量」「中身よりも外見」「本質よりも雰囲気」「広く浅く」「食い気より色気」的な考えがあるようです。

最近はさすがにそれでは駄目だと思うようになり、時間の許す限り解説を読んだり、ネットやNHKの「日曜美術館」なんかで予習してから行くようにしているのが少し進歩かな。
私はひとりで行くことが多いですが、よく知ってる人と一緒に見るのも楽しくて勉強になりますね。

つづく

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2012年1月28日 (土)

機会損失 プラモデルの組み立て説明図

「機会損失」とは経済用語ですが、利益を得るチャンスをみすみす逃しているみたいな意味です。

先日センムの本を読んで、「やっぱりそうか」と思ったことがあります。
プラモデルには組み立て説明図がありますが、その最初の部分には、大概その模型の解説が書かれています。
例えば第二次世界大戦ドイツ軍のタイガー戦車なら、その戦車が戦争中どんな風に開発され、どんだけ活躍し、どんな欠点があったなど解説しています。
センムなんかは、それを読んで模型(この場合はタイガー戦車)のバックグラウンドを知ることが楽しかったと本に書いています。

私も子供の時からプラモデル好きで、戦車も飛行機も車もキャラクターものもよく作ったもんですが、実はこの組み立て図の解説部分を一切読んだことがありません。

もちろん箱を開けたら、いきなり組み立てるほどせっかちではありません。
一応、組み立て図を一通り見ながら、「ここは接着する前に、先に色を塗っとかなあかん」とか考えながら見るのは興味があり好きなんですが、その模型のバックグラウンドなんかは、一切興味ありませんでした。

今もアポロの模型を紹介なんかしていますが、実は宇宙開発や実機の知識はほとんどありません。コメントが入るたびに「これはなんのこちゃ?」と、あわてて手元にある資料を見ること度々です。(資料や本はよく買いますが、これも写真を見るだけで満足し、本文はほとんど読んでません)

反対にセンムのように、模型を作る際、その模型のバックグラウンドも理解したい、するのが楽しみのモデラーも多い思います。

これはタミヤの1/100 スペースシャトルのプラモ

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中にある組み立て説明書

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ほら、読む気が無くなるでしょ。

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以前海洋堂が、ワールドタンクミュージアム(WTM)という食玩を出していましたが、このとき同封されていたモリナガ・ヨウ氏の解説イラストを見て、「あ~キングタイガーってかっこ良かったけど、あんまり活躍しなかったんや!」とか、「シャーマン戦車って、不細工で嫌いやったけど、性能は良かったんや」とか、齢40過ぎで初めて目からウロコが落ちる思いで解説を読みました。
(ほら、面白そうでしょ。半分マンガでしたが

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なんでドイツの重戦車にはキャタピラーの予備が積んでるのか?の理由など、もっと早くからこの楽しさを知っていたら、模型作りにも違う面白さがあったかもしれませんね。

ま~みすみす知識を得るチャンスを逃していたわけですが、性格の問題やから治すのは無理かな・・・

つづく

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2010年10月 6日 (水)

工房引越し作戦 その3

さて件の物件、私も気に入り、嫁の賛成も無事得て、契約することにしました。5月のことです。
当時は今年夏の展示会前で、100点余りのほぼ全ての模型は出品予定だったため、「搬出は今の作業場から持っていってもらって、返却は新しい作業場に持って来てもらえば、引越しがラッキー」なんて、安直に考えていましたが、これが間違いでした・・・。
結論から言うと、売主さんの都合で引渡しは10月になってしまったからです。

物件契約して間も無いころ、用事で海洋堂に顔をだしたとき、専務とシゲタ氏に新しい仕事場を買った話をしました。
するとシゲタ氏曰く「なんで、お前はいっつもそんな誰も行ったことないようなとこを仕事場にすんねん?上野の科学博物館の裏あたりに小そうても工房に作ったら、仕事いっぱい来るで」
専務曰く「荒木はあかんねん。地元から離れられへんタイプやねん」

・・・
確かに・・・。私も若い頃は東京で!とか、福井の勝山で!とか思ったことがありましたが、東京は地震が来るかも?勝山は雪が積もるしな~、とか考えやめてしまいます。やめる理由を考えてしまう段階でだめなんでしょうね。

海外で一旗挙げようと思う人、実物大の恐竜を作ろうと思う人はそのために前向きに準備や努力します。
人は自分が想像できることは実現できる可能性がありますが、想像しない(できない)ことは一生実現できないでしょう。

私の場合は、小さな恐竜模型の博物館を作りたいというのが精一杯の夢です。

今回はその夢の第一歩です。

続く(不定期)

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2009年11月16日 (月)

事業仕分け人! Sか?Mか?

新政権が行っている事業仕分けが、とても興味深いですね。
自民党政権時にあった、しがらみやぬるま湯体質をここでいっぺん見直せるのも、政権交代の醍醐味ですからね。
(ネットだけじゃなく午後のドラマの再放送なんて止めて、テレビで生中継すればいいのに)

ところで、ニュースやワイドショーで蓮舫議員が事業担当者をまくし立てる場面がよく出てきますが、みなさんどちら側に立って見ているのでしょう?
蓮舫に「もっとやれ~!」と言う方?、それとも「あんなネチネチ聞かれて、かわいそう・・・」と言う事業側?
もちろん、追求されたり、廃止されて当然の天下り温床事業もありますが、まじめにやっているところでも「予算は全て清廉潔白に使っています!」と胸を張って言えるところも少ないのでは?(もちろん国費なんですから、それが当然なんですが

前にどなたかが「アラキはMや」と書いてましたが、確かに私は中継を見ていると、どちらかと言えば冷汗かいている事業側に立って見てしまいます。
反対に、蓮舫側に立って、「何なまぬるいことやってんねん!もっといてこましたれ!もっと言うたれ!」と悪魔のような形相で見ている人もいるでしょうね。

ま、世の中、泣く子と正論を言う人には勝てませんからね。

(関係ありませんが、大むかしに蓮舫さんが司会のテレビの深夜番組に恐竜倶楽部の人たちと一緒に出たことがあります

今日とうとう、二男が新型インフルエンザに罹ってしまいました。
私も人間ドックの結果が芳しくないところを診察。親子で病院三昧の1日でした。

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